イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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バラ堆肥
昨日、培養土に混ぜる籾殻堆肥を購入するために百合が原公園に久しぶりに行ってきました。
籾殻は牛糞などと混ぜて堆肥化したものはよく見られますが、籾殻単体のものは非常に少なく、一部一般流通品もあるのですが見た感じがどうも生っぽい。
生のものは窒素飢餓やガス障害の恐れがあり使う気にはなりません。
その点、百合が原のものは完全に堆肥化されていて、物理性、化学性も均質で安心して使えます。とくに排水性の改善などの物理的効果が大きく、根張りも非常によくなり、まさに「ふかふか堆肥」です。
昨年からこの完熟籾殻堆肥は百合が原公園のガーデンショップで販売されていますので、機会があれば使ってみてはいかがでしょう。

バラ堆肥_f0160407_729938.jpg
バラ堆肥_f0160407_7292978.jpg
これとは別に百合が原ではバラ堆肥も作っています。
バラのための堆肥ではなく、バラの枝や葉、花などを堆積して堆肥化したものです。
上の写真は今年のもので、まだ葉や花やヒップも確認できる若い状態のもの、そして下のものは3年もの、ほとんどバラとは判別できないほど堆肥化が進んでいます。
混ぜものは一切なく、100%バラだけからの堆肥です。触ってみると枝の木質と葉や花の繊維質がほどよく混ざり合い、いー感じです。

昔、バラ会の会長だった大森さんのお宅によくお邪魔しましたが、「バラが必要とする養分が含まれているのでバラにはバラの堆肥がいちばんよい」とお話しされていました。実際にお庭のバラから作った堆肥を使われていましたが、4、5年寝かせたもので、この百合が原のバラ堆肥と同じような感じでした。
確かに肥料吸収が盛んな時期に切られる枝や葉、花などですから養分も十分含まれている材料といえるでしょうし、木部と繊維質の混合されているのも好適です。
ただ、やはり病気の問題の不安がありますが、数年間の長い熟成期間があれば問題なく使えると思います。

百合が原のバラ堆肥は、細かく粉砕したものを堆積し、何回か切り返すだけのものです。
今後ゴミの有料化が実施されるようになれば、バラの剪定枝や花がらなどを今までのように安易にゴミに出すということも難しくなるでしょう。
手軽に作れる方法で行うのが堆肥作りを長く続けるポイントと思います。

昨日久しぶりにシングルモルトのLAPHROAIGの15年ものを飲みました。美味かった!
いつもは10年ものなのですが、やはり熟成期間の長い15年ものはひと味違います。

すぐに使うということではなく気長に行うことで良質なものが得られるのは、堆肥もスコッチも同じですね。
by geesgreen | 2008-11-30 06:30
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