イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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The Ainu People
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一昨日旭川での打合せのついでに旭川博物館に寄ってきました。
今月1日にアイヌ文化の紹介を中心にした展示にリニユーアルオープンしたばかりで、ぜひとも見たかったのです。
縄文時代から擦文時代、アイヌ文化までのいろいろを見ているうちに、数千年の時空に想いが漂い、あっという間に2時間ほどが過ぎてしまいました。
アイヌの文化、思想にはとても興味があります。様々な書籍や展示を通して新たな発見があるたびに、ますますアイヌの世界に惹き付けられます。

アイヌの目線でモノを見、感じるのが好きです。
帰りに旭川市内の忠別川を渡った時にも、1000年前の現場の空気を感じながら車を走らせました。
旭川の忠別川流域はサケ漁に特化した擦文時代のアイヌのメッカです。保存食としての利用するサケは、脂の抜けた今で言う「ほっちゃれ」の方が適するので川上に集落ができたのです。
同じ石狩川流域のメッカであった恵庭の漁川を通る時にも、同じ感じをもって走ります。

いろいろ知るにつれ、アイヌは、長い歴史の中でのほんの少し前までは、ある意味で非常に豊かな生活を送っていたのではないかと思うようになりました。
弥生時代に農耕に推移した和人より、はるかに豊かだったんじゃないかと。
豊かな自然の恵みを背景に、自然からの享受と雑穀などの農耕を組み合わせた多様な生活形態を自ら選んだのだと考えられます。
初期の本州での天候に左右される農耕生活より、よほど安定していたのではないでしょうか。
よく博物館でみられるアイヌの人たちの写真では、その表情は一様に暗いですが、それはアイヌにとっての暗い近代の歴史の戸惑いのものであって、それまでの表情はおそらく凛として穏やかなものだったと想像します。

思想的、政治的な意図は全くないのですが、北海道の学校教育の現場で、もっと北海道の自然のなりたちや、アイヌの文化や歴史を伝えるべきだと考えています。それらを通して北海道はもとより世界の歴史、気候、地理、地質、生物など多岐に渡ることが学べます。
自然と共生するエコロジカルな社会、アイヌ・エコシステムは、今の時代だからこそ理解されやすいでしょうし、北海道にいる現場の当事者だからこそリアル感を持っていろいろ学べるはずです。
そこから世界が広がるのが順番だと思うのです。
こじつけではなく、それらは北海道で園芸に携わるものにとっても貴重な情報であるし、北海道での独自性のある場面の創出には不可欠な要素とも思っています。

固い話、固い言い方になりました。
アイヌの話しをし始めると熱くなります。
本当にワクワクするのです。
by geesgreen | 2008-11-07 05:29
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