街なかの紅葉 |
また紅葉ネタです。
昨日合間に北大構内北13条通りのイチョウ並木と北大植物園の紅葉の様子を見てきました。
いつも新聞ネタになる写真のイチョウ並木は6割程度の色づきでしょうか。まだまだですが、最盛期になると写真やギンナン取りの人で賑やかになるので少し早めに見てしまった方が賢明かも。
ちなみに昨年は11月4日頃が見頃だったとのこと、昨年より今年の方が気温が高めなのでもっとずれ込むかもしれませんね。
それにしても街なかは暖かい。
植物園もまだまだこれから。ブナや名物のクロフネツツジの大株もまだ緑々してました。
左の写真は北大構内の総合博物館の壁面を覆うナツヅタ。早々と色づくナツヅタはいー感じでした。
総合博物館では10月25日~12月25日まで、「カレル チャペック その生涯と時代」没後70周年展が開催されます。
非常に多才、数奇な人生を送った人なので展示内容も盛り沢山と思いますが、カレル チャペックといえば園芸マニアとしても知られ、唯一の園芸ものの著書「園芸家12カ月」は本当に楽しくお勧めです。
園芸家をユーモアたっぷりに風刺的に描いています。イラストも楽しい。
確か、花そのものより、土や、虫などいろんなことにマニアック的になってしまって、冬になってから自分が1年間庭をゆっくり鑑賞することがなかったことに気づく、などのくだりがあり、妙に言い得ていることが多く、うん、うんと頷きながらクスッとなりながら読んだ記憶があります。
イチョウ並木見がてらのぞいてみてはいかがでしょう。どちらもタダですしね。
上の写真は、植物園で咲いていたエルゼ ポールセン(Else Poulsen)。1924年、デンマークのポールセン作出のフロリバンダ。
ポリアンサの銘花オルレアン ローズ(Orléans Rose)とHTのレッド スター(Red Star)との交配種で、最も初期のフロリバンダとされる歴史的な品種です。
人気のパーマネント ウェーブ(Permanent Wave)はこのエルゼ ポールセンの枝変わりですが、よりウェーブが強いパーマネント ウェーブはどうも化粧が濃すぎる感じがして(例えが不適切かな)、エルゼ ポールセンのほうが凛として魅了あると思います。
ちなみにオルレアン ローズはもっと野趣があり田舎の女の子的で好きですが、Gee'sで販売していたものは完売になってます。買った方はきっと長く付き合えるでしょう。
バラは別として(ごめんなさい)、植物園や北大構内の大木など、やはり年期の入った植物を見るのは楽しい。素直に感動します。
とくにこれからの緑を担う若い人は絶対見るべきです。できれば一年に何回も。
年数を経た植物や景観からこそ何かしらのヒントが得られます。新しい庭なんかは横目で見てれば良い。おーっと、また言い過ぎてしまいました。ごめんなさい。
by geesgreen
| 2008-10-19 04:50
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