イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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Phytophthora ramorum
一昨日からトラブってます。
カナダからのバラと花木類は10日に千歳に着いたのですが、ずーっと貨物倉庫の冷蔵庫の中。
検疫前の書類審査で引っかかったので対面できず。
結果、引っかかりのない1/4程度だけ今日検査、あとは返品か処分とのことに。

出荷先の作戦ミスなのでダメ分は相手持ちですが、バラは全部ダメ。
急遽、オランダへの代品選び、それもこの時期だからどうなるかわからん。

話せば長~くなるので省きますが(語りたくもないので)、対象になっているのはPhytophthora ramorumという疫病菌。
Phytophthora ramorum_f0160407_4574671.png

Wikipediaより

英名sudden oak death、急性ナラ枯れ菌って言うんでしょうか。
元々はアジア起源だと考えられていて、日本からヨーロッパにツバキやツツジの園芸種について渡り、そこからさらにアメリカに、今はカリフォルニアがメッカのようです。
(今回のバラの主な生産地はカリフォルニア、やばいですよね)
移動中に変異を起こしたようで、イギリスではナラよりもカラマツが大被害を受けているよう。
日本が根源かよ~って感じですね。
悪の根源でしょうか。

そんなことで日本でもかなり危険視していて、昨年の輸入に係る制度改正でのいちばんの目玉でした。
その際の通知文書の一部を下記に抜粋。

ーーーーーーーーーーー
2. 苗、挿し穂等の生植物の栽培地検査について 【平成24年3月7日の輸入検査から適用】
サドンオークデス病菌の発生国から寄主植物の生植物(栽培の用に供するもの)を輸入する場合、輸出前に栽培地検査が行われ、当該病害に侵されていないことが植物検疫証明書に記載される必要があります。
なお、平成19年以降、新千歳空港には、バラ属(オランダ、米国及びカナダ)、カエデ属(米国)、ニワトコ属(米国及びカナダ)、キイチゴ属(米国)等の輸入事例がありますが、平成24年3月7日以降、これら植物を輸入する場合には、輸出前の栽培地検査及び植物検疫証明書への追記が必要となります。
ーーーーーーーーーー

新千歳空港には~ってこれは明らかに自分に対するものですよね。
オランダ、米国及びカナダですから。
それにもかかわらず…ですよね、全く情けない。
言い訳、人のせいは山ほどありますが、言いません。

一昨日からずーっとPhytophthora ramorumが頭の中を回ってる。
フィトフトラ ラモルム、フィトフトラ ラモルム、フィトフトラ ラモルム、フィ…
by geesgreen | 2013-02-14 05:00
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