GIHミーティング in 十勝 |
昨日、一泊して帯広から帰ってきました。
来年行われる北海道ガーデンショーにかかるGIHのミーティング。
写真は会場になった十勝プラザと、その横のニオイヒバのメイズ。
中々よくできてました。
この帯広駅東側は、近代的な市立図書館もあり、近年再整備されたんでしょうね。
カシワやギンヨウカエデ、アオダモなんかのボリュームある街路樹、歩道の幅員もやたら広くて十勝らしい。
高野ランドスケーププランニングの高野氏による、世界の庭の歴史からご自分の仕事紹介などの基調講演、招待作家お二人の業務実績的な自己紹介とガーデンショーに対する思いの講演でした。
ガーデンショーって、自分にはちょっと場違いかもしれませんね。
「北海道から新しい庭文化の発信を!」がサブテーマですが、このことと招待作家お二人が話していた個人の記憶、歴史からのデザインとはかなり乖離してると思います。
まあ、高野さんが「興行的に成功させたい」と言うように、今イケイケの十勝ですからきっといろんな仕掛けでそれなりに盛り上がるとは思うし、それも重要で否定はできません。
でも、どこに行っていいのかわからなくなっている今の混沌の中で、整合性のある自然、原始性みたいなものが「北海道の庭」の核になると思う。
芸術性や作為的なものとは無縁のところで。
排他的になるわけではないが、そこに住まない人間がその空気感を表現するのは難しいとは思うし、興行的なショーガーデンにはそぐわない。
いかにダン・ピアソンをもってしてもです。
翌日の紫竹やら六花の森、千年の森、真鍋のツアーはパスしました。
何せどこも真鍋庭園状態のカナダから帰って日が浅い身ですから。
帯広美術館のある緑が丘公園をゆっくり散策してきました。
美術館はもちろん、博物館もどきの百年記念館も楽しかったし、蚊に刺されましたが野草園も見応えありました。
「みどりと花のセンター」は見なかった。
これは意図的ですけどね。
by geesgreen
| 2011-08-25 05:34
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