Weeping Katsura |
近所のシダレカツラ(Cercidiphyllum japonicum f. pendulum)。
あるスタジオの前に植えられているもので、円山や宮の森周辺にお住まいの方はよく見ていると思います。
植えられてから結構経ちますが、横枝も伸びずスリムな樹形を保っています。
道庁の池そばにも大木がありますが、このカツラは下垂した枝だけを残して、横枝は切られています。
ウィーピングを強調した仕立てですね。
シダレカツラは、突然変異によって出現したカツラの変種で、約350年ほど前に岩手県内の早池峰山麓の山林で発見され、それから取り木などして増やされたようです。
カツラは雌雄異株ですが、しだれものはすべて雄株。
当然ですが、あちこちに植えられるものは全部クローンなんですね。
しだれものって独特の存在感があります。
枝がしだれている樹木は、他にもサクラとかウメ、シラカバ、モミジ、ヤナギなどいろいろありますが、使い方が難しい。
単独で使うには大木に育てばそれなりの存在感が出ますが、他の木々と組み合わせて使うのが難しい。
なにせうつむいているので上向きのものとの調和が取れにくく、単独で使う場合が多くなります。
そういう意味では入口両側に2株だけという、こんな使い方はいいな。
無機質なコンクリートの質感との組合せも妙ですね。
昨日も一昨日もバラの講習でした。
昨日のニッセイの講習は100人定員満席とのことでしたが、越冬を中心に2時間喋っても、あれもこれも抜けてたなーと後で後悔してます。
毎回そうです。
ごめんなさい。
自宅のストックものの花も毎日のように切っています。
なのにバラの話でなくてカツラかよーって感じですが、毎日いじっていて、見ていて、喋っているので、どうにも他の話題になっちゃいます。
まあ、しゃあないな。
by geesgreen
| 2010-09-17 05:00
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