イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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名家の出
昨日今季販売のお勧めのバラを紹介しましたが、今のところ約330品種が確定していて、さらにレア品を扱うカナダの業者に70品種ほど照会中です。
したがって、植防などでの引っかかりがなければ全部で400品種ほどを扱うことになります。
やたらに品種数が多いバラの世界、集めようと思えば4桁はいけるので何てことない数字ですが、それでも1日1品種紹介していけば優に1年分はあることになりますね。
やってみれば面白いかも。
やりませんけどね。

よくお勧めはどれですか?と尋ねられますが、自分は「全部です」と無愛想に答えます。
工藤が店にいる時は、そんな質問しない方がよいですよ。
感じ悪いですから。
自分でもそう思います。

でもそうなんだからしょうがない。
良いだろうと思って揃える訳で、少しでも生育上不安なもの、不確定なものは手を出しません。
もちろん全部が全部を理解している訳ではないのですが、そういうものは‘読み’ですね。
とくにその交配親からの見当をいちばん重視してます。

Gee'sのラベルには、調べられる限り、その交配親、両親の品種名とその系統を記載しています。
データ入力ではこれが最も楽しい。
えーっこんな美形がこんな両親から?えーっこの名家(いや銘花か)の両親からこの程度のガキかよー(言葉使い悪くて申し訳ありません)、なんて発見が楽しい。
それでまたその祖父母を探り、そうかーやっぱ隔世遺伝だなーふむふむ、なんて具合です。
バラは他の園芸植物に比べて、各品種の交配親、系譜が比較的オープンになっています。
切花品種はもちろんシークレットですが、それだけ趣味家の利用を前提に改良されてきた植物とも言えるかもしれませんね。

名家の出_f0160407_5492096.jpg
で、偶然昨日写真差し替えた‘フェアリー スノー(Fairy Snow)’、イギリス、Harkness、1979年作出のポリアンサ。
その交配も妙なるもの、と感心ものでした。
お母さん(種子親)はあのポリアンサの銘花‘ザ フェアリー(The Fairy)’、お父さん(花粉親)はやはり同じポリアンサの銘花‘イエスタディ(Yesterday)’。
花形、木姿は圧倒的に母親似、葉のやや縦長でつや消しの感じは父親似なんだけど、なんでこの純白がこの両親からからなんだ、どの遺伝子なんだ、とかなりその系譜をさかのぼってしまいました。
これ以上書いても、何が何だか複雑怪奇、意味不明の内容になりそうので止めますが、いやー楽しい。
楽しかないか?
by geesgreen | 2010-01-25 05:50
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