イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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天使の雫
昨夜から太平洋側やオホーツク海側では大荒れだったようですが、札幌では風雪もなく静かな朝になっています。
さて、御用始めになり、みなさん正月気分も一気に失せた頃でしょうか?
私も4日からはほぼ通常の動きに戻しています、かな?
やはり、まだまだそうでもないですね。
正月ボケかな。

3年前までは元旦に朝起きたら(もちろん異常に早い時間ですが)、まずは温室に出向いて植物に水やりをやってから家にもどり「明けましておめでとう」でした。
豊平公園〜百合が原公園と20年以上毎年続いていました。
ここ数年はショップの植物管理はYukaさんがやってくれますから、世間並みに家で元旦の朝を迎えています。
4日に月形のハウスの潅水とショップの温室の薬散をやったのが、御用始めでしょうか。
元旦にYukaさんから温室のコナジラミがひどいので薬をかけたいと連絡がありましたが、4日に延ばしました。
正月三が日は殺生はしない、これは長年の決めごと。
自分なりのゲン担ぎです。

4日からはまたいつも通りのシングルモルトにもどりました。
また酒の話かヨーですが、そうですヨーっだ。

家の酒棚には大分前にもう飲んでしまった空き瓶が並んでいます。
入手困難なレアものなどは捨てるに捨てられずになってます。
毎年大晦日にはその空瓶も磨きます。

天使の雫_f0160407_5591660.jpg

ディアジオ社の人気シリーズ「花と動物」のローズバンク12年もそのひとつ。
絵柄がバラで工藤らしくないですか?
そうでもないか。
こじつけですね。
古典的なローランド地方の3回蒸留を味わえる希少なモルト、1993年以降閉鎖されている蒸留所で再開される見込みはないようです。
名前の「ROSEBANK」は「バラ銀行」ではなく、「バラの土手」という意味で、運河沿いにあった蒸留所の近くにはバラが咲き誇っていたそうで、そこに由来するものなのだとか。
線画で描かれたこのバラ、感じからするとRosa eglanteriaと思われます。
グレイッシュの葉はこするとリンゴの香りがするのでSweet Brier Roseの別名の方がお馴染みですね。
Rosa rubiginosaの異名もあります。
百合が原公園の花木園前の宿根草ボーダーのバックに大株に育ったのがあります。
ヒップもたわわに付き、大らかに育つ好きな原酒、いや原種です。

この空き瓶を取っておくというのは、別な意味もあります。
普段飲んでいるものも、しっかり飲み尽くしたものでも数日間は置いておきます。
何故なら、数日後にショットグラス1/3入るほど底に溜まっているんです。
瓶の内側に付いていたものが底に溜まるんですね。
通常これを2回続けます。
それから「さよなら」します。
これを私は「天使の雫」と呼んでいます。
この「天使の雫」、不思議と旨く感じるんだなー
これとは別にウイスキーには「天使の分け前(Angels' share)」という言葉もあります。
これは、樽で熟成させている間に2割程度蒸発する、その減った分は空にのぼって天使が飲む分だと言われたことからの言葉。
スコットランドの天使達は大酒飲みですね。

こういう話になると妙に力が入ってしまいます。
正月ボケなので、ご勘弁を。
by geesgreen | 2010-01-06 05:59
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