イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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Tree of Heaven
昨日は結構暑い日だったですよね。
何となく秋の気配は感じますが、なんせ欧州帰り、やはりまだまだ湿気が多いと感じます。
暑い時にはやはりビール、アイルランドと言えばギネス、向こうでは毎日飲んでました。
でもこちらではやっぱりラガーですね。
常温のギネスのような黒ビールは日本の夏には似合わない、この多湿の国ではカキーンと冷えたラガーが合うんでしょうね。
食いもの飲みものはご当地でいただくのがいちばんとよく言われますが、正しくその通り。
アイルランドでは毎日ギネスをチェーサーにBushmillsかJamesonのアイリッシュウイスキーでした。
日本ではピーティなシングルモルトだけなのですが、何故かアイルランドではよりクセのないアイリッシュウィスキーが旨く感じました。
やはり気候に合うんでしょうね。

何につけても気候との整合性って重要ですが、植物は特にそうですね。
それを無視しちゃ、見誤ってはどうにもならないもの。
まだまだ緑ボケしている頭で昨日も移動途中に街なかの木々を見ていました。
街なかの緑の貧相なことがどうにも気になっています。
街路樹も公園も、そして庭の木々もです。
まあこの辺の話は今後じっくり、チクチク、ネチネチ書きたいのですが、札幌って基本的にどんな木が合うんだろうかと思ってキョロキョロ見てました。
景観的にではなくあくまで生育上の視点で。
何となくニセアカシアだろうとイメージしますが、街なかではシンジュではないかと思います。
アイルランドに行く前に、Yukaさんから「あちこちの空き地に生えてるタランボみたいな木はなんですか?」と聞かれましたが、「あーあれ?シンジュだよ。どっからでも出てきて、あんなの放置しておくと大変なんじゃ。」と答えました。

f0160407_5593856.jpg
こんな感じであちこちに見られますよね。
どういう訳か、塀の際とか建物の際とか何かの構造物の境界線からヌキヌキ伸びてます。
今まさに褐色に熟した果実が見られますが、翼を持ってるので風で飛ばされ、それが壁なんかにぶつかって地面に落ちて発芽するためなんではないかと想像します。

それをそのまま放置しておくとこんな感じになります。
f0160407_602878.jpg
滅茶苦茶生育が早い。
このままにしておくと、アスファルトをめくり、壁にヒビが入ります。

シンジュは和名ニワウルシ(Ailanthus altossoma ニガキ科 ニワウルシ属)と言い、別名のシンジュ(神樹)は英名の「Tree of Heaven」の直訳。
宗教的な意味はなにもなく、その生育の旺盛さから「天にも届く樹」的な意味からです。
この伸びのよさですから納得ですよね。
中国北部原産で、明治8年に津田仙がウィーンから持ち帰った苗木が最初のものと言われています。
こてこての外来種ですね。
アメリカではよく見ましたが、何故かヨーロッパでは見たことないです。
真意のほどはわかりませんが、桑園では第二次大戦中、絹糸を増産するためにカイコだけでは足りないので、シンジュを好むシンジュサンからも絹糸を取るために桑園周辺にはシンジュの木がたくさん植えられた、などの話もあるみたいです。
そんな関係もあるのか、桑園から円山にかけては特に多いと感じます。
と言うか、南4条通、北8条通、西20丁目通など、この辺にはシンジュの街路樹が多いせいでしょうね、きっと。

f0160407_61102.jpg

この西20丁目通のシンジュは幹周2m級で貫禄あります。
が、冬は毎年電信柱状態にチェーンソーで切り詰められます。
そもそもほどほどの大きさに制限する場所に植えること自体が間違いですよね。
この近くでも単木で巨大に育っている株も見られますが、それが許される場所なら元気一杯に育ち悪くはないと思うんですが。
当たり前ですが、生育適合=豊かな緑という訳にはいかない、使い方がありますから。
その場所に合った緑をいかに選択するか、ですね。
本気に、真面目にやらなきゃ。
花なんかどうでもいいやん、と思います。
後からでどうにでもなるもの、どうにでも修正できるもの。
基調になる緑、それが育つには時間がかかります、だからこそ財産になる。
西洋かぶれの頭で言っちゃいますが、欧米の街との景観の違い、もちろん建物の統一性など諸々ありますが、緑の質の違い、これがいちばんと思います。
もっとも、西洋ではこれだけ藻岩やら円山やらの緑濃い自然の山々が背景に見える街はあまりないでしょうね。
だからかなって気もします。
だからと言って街の緑が貧相でもよいということではない。
もっと個々の場面に合わせた緑の使い方の意識を高めることが必要と思います。
by geesgreen | 2009-09-04 06:10
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