Spider Lilly |
円山公園近くのレストラン前に置かれているヒメノカリス。
暑い時には目一杯暑い色でと言っておきながらも、やはり白花は涼し気でよいです。
とくにこの清楚な白花がよい。
ヒメノカリス(Hymenocallis speciosa ヒガンバナ科)は西インド諸島原産の球根植物。
旧属名のイスメネ(Ismene)の名もいまだによく使われていますね。
英名でSpider Lilly。
かなり細長い6弁の花弁を広げる白花の形が特徴で、美しい膜状の副花冠を形成することからヒメノカリス=ギリシア語の「美しい膜」と名付けられました。
雄しべの先にT字型につく黄色い葯も美しく、香りもよい。
種間交雑のクリーム色の園芸品種‘サルファー・クイーン’ (Hymenocallis cv. Salphur Queen)が春植え球根としてよく売られますが、やはり純白のこの原種の方が断然よい。
この株、3株ありますが非常に良くできてます!
葉の傷みもなく、子株も増えていることから、おそらく株分けして3年ほどそのままじっくり育てたものと思います。
瀬戸鉢に植えられていますが、的確な置き場所設定と水やり、施肥の賜物でしょう。
前に育てていたことありますが、これほど大株には育てられませんでした。
じっくり我慢して育て上げたものって拍手喝采ものですね。
よい、よい、よい、いいもの見せてもらった!
by geesgreen
| 2009-08-12 03:53
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