イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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ウキウキしない春
ウキウキしない春_f0160407_452954.jpg
昨日は大荒れでしたが、ここ数日はやはり春はそこまでの感じの数日間でした。
もちろん日の長さもそうですが、とくに光の感じが春ですね。
ただ、前にも書いたように今年は1月、それも正月にこの光を感じましたが、こんな年はないです。

いずれにしても、こんな時期になるとちょっとウキウキしてきてます。
先日、まだまだ人も来ないのに、ショップの自分たちだけでも盛り上げようと、久し振りに花卉市場に寄ってきました。
店の中に春を感じる花を置こうと思ったわけです。
できれば白と淡いピンクの二色ぐらいで、たっぷりと置いてウキウキ感を出そうと。

ですが、残念ながらこれといったものはない。
定番のポリアン、ジュリアンなどのプリムラ、アザレア、リーガーなど、どれも色が強いものばかり。
春の色がない(イナカクサイ、品がない)。

市場関係者はこのブログ見ていないと仮定して書きますが(見ててもいいかー)、
危機感なさ過ぎませんか?
どう見ても大量ものの本州の余り花が主体です。
さらに、生産者、とくに鉢花、苗の生産者もこのブログ見ていないと仮定して書きますが(見ててもいいかー)、
今でもかちっとしたものばかり作って、それが好まれると思っているのでしょうか?
市場、生産者とも、売れない、売れないと嘆き、今の時代や経済の所為にしてますが、あまりにも消費ニーズと隔離している、本当の今の時代を見誤っていませんか?
売れないの当たり前じゃん、と思います。

プリムラだって、マラコっぽい茎が伸びる原種だってあるし、日本が世界に誇るサクラソウ(Primula sieboldii)からのニホンサクラソウの古典品種からのヒントだっていっぱいある。
アザレアだって、春っぽい花色の品種は昔は山ほどあったんだから、春色の単色でそろえるとかすればよいし、矮化剤ばっちりの作りものばかりより自然ぽい仕立ての方がよっぽど魅力ある。
春だけでも春らしい単色もので勝負してほしい。
春らしいエニシダ(正確にはヒメエニシダ Cytius × spachianus)もあったものの、これも旧態依然の矮化仕立てで手を出す気にはなりません。
定番のものを全て否定しているわけではないんだけど、あまりに選択肢がなさ過ぎます。
確かに本州との季節のズレなど流通上の理由はあるとは思いますが、逆に狙い目的な仕掛けはできると思うんですが。

家で苔と石の卵を見ていても春のウキウキ感は得られません。
by geesgreen | 2009-03-07 04:52
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