耐える葦 |
ネタ探しでもないのですが、家の中の植物を何かと思い、自宅でいちばん長く育っている植物をパチリ。
俗に糸葦と呼ばれるリプサリス バッキフェラ(Rhipsalis baccifera)です。
小さな苗だったのが80㎝ほどに伸びてます。
サボテンはその育つ環境から、砂漠で育つトゲトゲの玉サボテンや柱サボテンと、熱帯のジャングルで育つ月下美人やクジャクサボテン、シャコバサボテンなどの森林性サボテンに大別できます。
リプサリスも森林性サボテンですが、当然熱帯ものですからやたらに種・亜種が多く、昔百合が原で森林性サボテンの展示会をするために結構集めたことがあります。
今考えてみると非常にマイナーな展示会ですが、今でこそ見てみたいとも思います。
どんな植物でもその存在の意味、仕組みは興味深く、その上での作り込んだ株は説得力があります。
それを知る、見る機会があまりに少ない。
右から左の安直なもの、気合いの入っていないものを見ても感動はないです。
これ以上は言いませんけどね。
それにしてもこの糸葦、よく耐えてます。
一年中同じ場所、それも冬は階段下にあるストーブのすぐ上という非常に過酷な環境です。
森林性サボテンは同じ着生の洋ランなどと同様に、本来高い空中湿度を好みます。
ケツからあぶられているのに元気です。
by geesgreen
| 2009-02-24 07:31
<< スティーブ ジョブズからの書簡 | Grade #1 Roses >> |