イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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凹んでます
へこんでます。
ドイツからのバラの輸入苗にセンチュウが見つかり大量処分になりました。
ネグサレセンチュウとイシュクサンチュウ、ラセンセンチュウの3種類。
うーっ、こんなに多くのアウトは始めてです。

原因を想像するに
・生産圃場は冷涼地であり、これらのセンチュウは寒冷地に多い。
・多品種を扱うこの生産者は輸出を前提にしていないため、土壌消毒等は行われていない。また、強健なオールドローズが多いのでその必要もない。
・オールドローズが多いのであまり腐植質を必要としない土壌で栽培され、それはセンチュウにとって格好な環境である。
・検査体制が強化された。(昨年は同じ生産者から入れたが全く問題はなかったのに…BSEの問題とかいろいろあったからか、昨年も妙に厳格でアメリカからのが引っかかった)
など、など、など、うーっ。

センチュウは、研究が進むにつれて種類数はどんどん増加し、その最大限の見積もりは何と1億種というのもあるそう。
現在、地球上の生物で最も種数が多いのが80万種ともいわれる昆虫ですが、それをはるかに抜き去り、地球上の生物種の大半はセンチュウが占めていることになります。
土壌中に莫大な個体数がおり、地球上のバイオマスの15%を占めているともいわれています。
そんなにうじゃうじゃいるんじゃ、うーっ。

輸入に有利な円高、円高で多少浮かれていたのは事実で、人生山あり谷あり、こういうしっぺ返しは絶対つきものです。自戒、自戒。

でも、アメリカからのは全部OK。
少しは救われます。
あと数日で成田から送られてきます。
落ち込んでもいられないので、前向きにその中の有望品種をご紹介!
(無理矢理前向きにもっていきます!)
凹んでます_f0160407_5311796.jpg
バーガンディ アイスバーグ(Burgundy Iceberg™)。それも自根苗です。
あのアイスバーグの枝変わりのブリリアント ピンク アイスバーグのさらに枝変わり。
アイスバーグの孫みたいなもんですね。
Burgundyとはブルゴーニュ、ブルゴーニュとは赤ワイン、まさにそんな花色。
まだ実際の花は見ていないのですが、2007年発表で、昨年から京阪などから少し接木苗が販売されていましたが、この花色は暖地では赤っぽくなり、北海道でこそBurgundyの花色が楽しめそう。
大好きなカーディナル ヒューム(Cardinal Hume)然り。
なお、ブリリアント ピンク アイスバーグ(Brilliant Pink Iceberg)の自根苗も同時に入荷予定。
こちらもピンクの絞りがグラデーションで入り、絶妙な花色です。
アイスバーグを加えてこの3品種を一緒に植えると、どれも葉色がやさしく、やわらかい樹形、連続開花性も強いので、きっとよい場面になるなーと思います。

どれも自根苗、センチュウうじゃうじゃのリスクをクリアーした地堀株、早く顔を見たいもんです。
by geesgreen | 2009-02-15 05:33
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