根開き |
我が家の庭に置いてある鉢植えのバラです。
一昨日の暖気で枝が顔を出し、根開き状態です。
自然降雪だけの南側で、現在札幌の宮の森の積雪量はジャスト40㎝。
この根開き(ねあき、あるいはねびらきとも呼ばれていますが)は、直射日光を受けて暖められた幹からの放熱と幹に当たった日光の反射光によって周囲の雪が融け樹木の根元がすり鉢状に窪む現象で、春の訪れを伝えると言われています。
本来は、大径木の根元で見られ、通常は早くても3月頃から見られる現象ですが、ここでも暖冬を感じてしまいます。
積雪が少なく暖冬なので植物への影響はどうなのかとここ数日何件かの取材を受けましたが、積雪が少なくバラの枝も出てきたものの、この気温なら何も心配ないですよね。
昨日、今朝とやや下がったものの、−7、8℃ですから、それで枝が凍害を受けるほどヤワではありません。
これで−10℃を下回ったら少しだけ心配になります。この2、3℃の違いは大きいと思います。
今年は暖冬です。そう宣言してもよいと思います。
何よりも光の感じと雪質でそう感じます。
正月早々2月中旬の太陽の光を感じたし、その後の晴天日の光は今までの冬にはなかったものです。太陽高度は例年と同じなのにどうしてかなと思います。
雪もパウダースノーは一、二回しかなく、こんな湿雪ばかりは初めて、東北チックな雪質です。
とくに札幌市内は暖かい、都市熱の影響も大きいかもしれません。
子供の頃、もうスキーができない4月上旬に市内のスキー場に出かけて行くのが通例でした。
ゲレンデに小さな小穴があちこち空いていて、その穴の中にスキーヤーが落とした小銭があるのです。
根開きとはちょっと違うかもしれないけど、同じ現象ですね。
5円や10円玉は放っておいて、100円、500円玉を拾いまくります。驚くほど多くあるもので、この時期しかない臨時収入でした。
秘密の場所がそれぞれにあって、絶対に他の子には言わないことが仲間うちの約束ごとでした。
今の子供はそんなことしないですよね。
昔だって僕らだけだったかもしれません。
今年も確実に春は早いと思います。
そろそろ臨界体制に入らなければなりませんね。
by geesgreen
| 2009-01-26 06:03
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