イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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Buck's Rose
昨日も素晴らしい秋晴れで、気持ちの良い日でしたね。
自分はほぼ家の中で、相変わらずのデスクワークでしたけど…
そんな中で、自宅のポットの中で白花が輝いていました。
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‘プレーリー スター(Prairie Star)’、1975年、アメリカのBuck作出のシュラブローズ。
秋は濃い色が魅力的ですが、ほんのりピンクが入るこの白花も、こんなに良かったっけと思うほどでした。
この時期そんなバラが多い、と言うか、やっぱり秋花は最高ですね。

作出したBuckさん、Dr. Griffith J. Buckはアイオワ大学の先生、Buck博士ですね。
いくつも耐寒性と耐病性に優れるバラを作り出し、それらは「Buck's Rose」、あるいは「The Buck Rose」として知る人は知る存在です。
ほとんどがZ4以上の耐寒性を持ち、無農薬でいける強健性も兼ね備えています。
しかも、咲き始めはHTと見間違うばかりの大輪整形花が多いのが特徴でしょうか。

日本ではほとんど流通に乗ってはいませんが、本来なら北海道での定番となるような品種群と思います。
‘ケアフリー ビューティー(Carefree Beauty)’を始め、今まで10数品種をあちこちで使ってきましたが、アイオワ大学には100品種ほどのコレクションがあるそう。
見てみたい!

本当は全部入れてみたいのですが、何せアメリカもの。
かなり植防で引っ掛かるのは確実。
でも、いずれどうにかしますよ。
裏技の作戦練ってますから。
乞うご期待!
by geesgreen | 2011-09-29 04:33
下葉の落ちたバラ
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今はどこでも、下葉が落ちているバラが目に入ります。
シュラブなんかは全然落ちていないものも多いですが、HTやFlの四季咲きのブッシュ限定の話です。
もちろん品種によりますが、この辺の品種はある程度、黒星病で下葉が上がるのは覚悟しなければならない、そんなもんだと考えてもいいかもしれません。

先日名古屋のある生産者と話をしましたが、今時分向こうではほぼ全部葉を落として半休眠、これから軽く剪定をかけて10月中旬頃から秋花を咲かせるとのこと。
秋の長い本州では頷けますが、北海道は今から剪定しては花は間に合わない。
さらに本州とは異なり、北海道ではこれからは葉を出さないので、上まで葉が落ち切ったままの姿で花を見ることになる。
それって、ちょっと、見るに耐えないものがありますよね。
夏以降の回復期が短い、いや無いのが北海道でしょうか。
だから余計に、耐病性に優れるものを選択しなければならないとも言えますね。

バラって、つくづく葉がデリケートと思います。
枚数も楚々として少ないし。
ややこいですね。

じゃあどうすればいいか?
品種の見極めが最も重要ですが、農薬以外の手としては、土壌を含めての環境整備、剪定や施肥、微生物資材の散布、等々当たり前ですが諸々複合的に絡みます。
つくづく、一昔前の農薬漬けのバラ園は管理的には楽だったと思います。
今はややこい。

そんな厄介とは決別したいもんです。
そんなのを使わなければいいんでしょうけど、でもなーですね。
シュラブ以外は、極端な話‘ノックアウト’ばっかり使うのが妥当なんでしょうね。
否定する人もいるだろうけど、育種したRadlerさんは偉いと思いますよ。
耐寒性も優れるし、さすがWisconsin、北国でのバラを熟知した育種家です。
花ばっかり突き詰める他の育種家とは違います。
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昨日もバラ漬けでした。
最初のプランをチャラにしたり、行ったり来たり。
夕方から気晴らしに久し振りにホテルの最上階で飲んでました。
これがないと続かない。
9月も残り少ない、他の予定もあるので実質あと2日しか作業日がない。
頑張ります!
by geesgreen | 2011-09-27 04:42
Dancing Bear
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ここ数日、諸々の打合せと犬の散歩以外は、ほぼPCに向かっています。
バラの選定作業です。
剪定ではなく選定です。
9月中には完了したいので、今が佳境。
肩、首バンバン、エアーサロンパスまみれ状態。

昔は何冊も本やカタログを広げてやったものですが、今やネットがあるのでスピーディーで情報量も豊富です。
ですが、ネット検索は便利なのですが、当たり前ですがどの情報を信頼するかで全然評価が変わります。
鵜呑みにはできない。
残念ですが、むしろ先ずは疑ってみることが必要と思います。
バラ好きの方はHelp Me Findを利用している人が多いでしょうが、最近はあまり信頼してません。
確かに交配親と作出者を調べるには便利ですが、他の情報はちょっと画一的ですね。
まあ、一応利用させてもらっているので、毎年$25はdonateしてはいますが。
とくに我々にとっていちばん重要な耐寒性には、その交配親などから首を傾げたくなるものも多い。
カナダの生産者やsocietyなんかの方が断然信憑性があります。
当たり前かな?彼らにとっては死活問題ですからね。

選択肢の順位は、
耐寒性→耐病性→葉の茂り→樹形→交配親→作出者→受賞歴→開花性→花形→花色→香り、でしょうか?
花はいちばん最後かな?
下品な色は排除します。
もちろん自根苗や良苗が入手できるか、ロット等々も絡みます、それが複雑怪奇。

写真含めて色々なデータを、取りあえずデータベースソフトにぶち込みます。
そして最終的には、あそこや、あそこや…、そして販売用も含めて利用をイメージして選択します。
今はぶち込み段階、今日で取りあえず完了かな?

写真、PCの横に置いてある'Dancing Bear'。
本文とは全く関係ありません。
何故かそんな心境、今日もひたすら続けます。
by geesgreen | 2011-09-23 04:26
Z2の美形
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毎年バラ苗を売っていて、すぐに完売する品種があります。
それがこれ、‘モルデン ブラッシュ(Morden Blush)’、耐寒性最強Z2(-45.6℃~-40℃)のシュラブローズです。
来年植栽用にストックしている株が、昨日我が家で咲いていました。
今どきのバラは、どれもアップで見ると深みがあっていいなーって感じでしょうが、この品種はとくに咲き始めが美形です。
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数年前の写真ですが、こんな感じ。
とてもZ2ものとは思えませんね。

モルデン〜という品種は多くありますが、どれもカナダ、マニトバ州にあるモルデン研究所で作出されたものです。
どれも耐寒性には優れるものの、花容については、うーんっていう品種が多い。
その中でこの品種は出色です。
連続開花性にも非常に優れ、最後の最後まで雪の中でも咲いています。
それでいて耐寒性が非常に強い。
アンビリバボーですね。

モルデン研究所での育種は、予算削減により数年前に中止になったと聞いていました。
その辺のことをカナダの生産者に尋ねたところ、まだ未登録の数百品種と言われるモルデン研究所が作った品種を、複数の生産者で譲り受け、その生育を見極めている、いいものがあれば今後登録、生産されるだろうとのことでした。
期待できるかもしれませんね。

‘モルデン ブラッシュ’は羽幌に数株植えています。
先日見た時には、思いの外アプリコットが強く出ていました。
株ができるには年数がかかる品種です。
剪定に難があったものの、やっといい感じになってきました。

Gee'sで売れた株はどうなっているんでしょうね?
気長に付き合ってほしいものです。
by geesgreen | 2011-09-20 05:18
50年に一度もの
昨日は昼からちょっと百合が原へ。
引っかけで温室覗いてきました。
新聞に載っていた「半世紀に一度だけ咲くアガウェ」、見てきましたよ。
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…でどうした?って感じですが…
去年に引き続きの50年に一回もの。
天気が悪かったにもかかわらず、結構見にきてました。
この路線も悪くないですよね、集客力あるし。
50年に一回ものだけのコレクションしたらどうでしょう?
結構集まると思います。
ありがたや ありがたや。

人が多かったのは、洋ラン展をやってたせいかもしれませんね。
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ハベナリア(Habenaria サギソウ属)の2株が入賞してました。
サギソウとハベナリア メデュサ(H. medusa)。
やたらと種が多い地生ランで、昔少し集めたことがあります。
洋ランも少しずつ変わってきているんでしょうね。
こういう流れは理解できます。
ありがたや…ではないか?
by geesgreen | 2011-09-18 04:59
黒い稲穂
この時期あちこち動いていちばん目に入るのは、やはり田んぼの黄金色。
そろそろ稲刈りも最盛期。
昨日も深川までの道中、あちこちで稲刈りの光景が見られました。
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大学の黒米の田んぼ。
黒い稲穂が独特ですね。
黒米「きたのむらさき」は、大学(拓殖大学北海道短期大学)の石村櫻名誉教授が育成した品種。
自分が大学で教えることになったのも、石村先生からのラブコールでした。
失礼な言い方ですが、実に可愛らしい愛すべきおばあちゃんキャラの先生です。
自分はファンです。

あちこち田んぼを見ますが、そこここでの質の優劣が何となく分かるような気がします。
やはり米所、深川の田んぼはどこも密度が濃く、稲穂も重そう。

一般的には、田んぼの風景=日本の原風景的なものと捉えられますが、北海道のそれは少し違う印象を受けます。
きっとスケール感や背景からでしょうが、麦畑同様どちらかと言うと欧米的な牧歌的なものさえ感じます。
狭苦しくない、広大な北海道の田んぼ、見ていて豊かな気持ちになります。
by geesgreen | 2011-09-17 05:33
HTの耐寒性品種
昨日は早朝から岩見沢公園へ。
中央部の花壇の品種構成について、現場でイメージを膨らませてきました。
メインの円形花壇は、他の場面と異なり、やはりHT(とGr)が主体になります。
整形花壇ですから、崩すわけにはいきません。
当たり前ですが、耐寒性と耐病性の面から、これがいちばん難しい。
バラらしいバラを見せることが。

既存のものや候補品種を調べていますが、改めて国内流通もの(とくに新しいもの、フランスもの)は耐寒性って意識されてないと感じます。
当たり前ですよね、北海道以外どこも凍害なんて考えなくていいんですから。
それを北海道でそのまま使うってことは、ある意味偶然を期待するということで、自分はそんなにクジ運は良くない。
一年や二年なら、ヤブツバキでもイケます。
そんな偶然に期待はできません。

数年前のCanadian Rose Societyの会員による人気投票では、総合部門第一位は何と‘ピース’でした。
Z5のHT。
今はあんまり見られませんよね。
上位には‘ダブル デライト’、‘オリンピアド’、‘フラグラント クラウド’、‘ティファニー’、‘ミスター リンカーン’など、定番のHTの耐寒性品種が並びます。
世の中には何とZ2のHTもあります(入手できるかどうかまだ不確定、もし入手できれば騒いで報告します)。
そんな、北国版のHT主体の場面があってもいいはずです。
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昨日バラ園で咲いていた‘エル(Elle)’。
フランスもののHTですが、(偶然に)耐寒性には優れます。
いいバラですが、育ちがイマイチです。
耐寒性+やはり植床環境や管理が重要ですね。

背丈ほどのボリュームあるHTが林立する、昔よく見た光景を見てみたい。
それが感動する場面に繫がると思います。
by geesgreen | 2011-09-14 05:18
メイゲツソウ
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大分前に、メイゲツソウを大学の実習で挿したと書きましたが、これがその株です。
花が上がってきました。
左が一昨年、右のチビが昨年挿したもの。
そろそろ地植えですね。
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これは裏のお宅に植えてある株。
株幅1m以上、結構大きくなってます。

白花のオノエイタドリ(フジイタドリ)と呼ばれているものも含めて、この辺はイタドリの高山種ですから滅茶苦茶強い。
近くの礫ばかりの街路樹枡でもがんがん育っています。
そういう土質の方が締まったいい株になります。

グランドカバーとしてはいいと思います。
這いつくばりものは多いけど、こんもり茂るものは案外ないですから。
今頃の花もそうですが、何と言っても葉の茂りがいい。
葉質も固く、締まった感じになります。

輸出して外貨を稼ごうかな。
by geesgreen | 2011-09-13 04:39
挿し木再び
今年のバラの挿し木がほぼ終了しました。
7月に挿した分が暑さでかなり歩留りが悪かったので、9月に入って再び挿しました。
やはり8月の猛暑は自然状態では乗り越えられない。
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場所は母の住む実家の北側の屋外。
全部で20バットほどでしょうか。
今度は期待しています。
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8月に見てきた、カナダのバラ自根苗の増殖温室のひとつ。
ここは小規模ですが、ほぼルゴサだけでした。
完全にコンピューター制御されています。
室温、湿度を感知してミストが作動しますが、発根のステージによってミスト量が変化するようにプログラムされているとのことでした。
天候によっては電照も自動点灯します。

羨ましいと思いきや、ここの社長は「本当は人の手でやるのがいちばん。人件費が高いので機械化しているだけだ。機械は機械、やはりそれ以上は求められない。技術者、職人が育たない。」と嘆いていました。
exactly! と思わず頷いてしまいました。

この業者も、設備やシステムはオランダからのものを導入しています。
そして、現在農場の買い手を探しているとのこと。
過大な設備投資も一因かと想像します。

いつも書いてますが、園芸って大規模、機械化とは別ものと思います。
ちまちまやるしかないな。
That's right.
by geesgreen | 2011-09-12 05:33
脇役
昨日は朝方は雨模様でしたが、日中は心地良い秋の日差しが感じられた日でしたね。
自分は早朝からほぼ一日、月形の畑で除草、花摘み、施肥をしていました。
ラスカルもサギも、誰も来ず、一人畑に這いつくばってました。
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大分大きくなりました。
写真はランブラー、枝が絡むほど伸びてきました。
堀上まであと一ヶ月ほど、もう少し頑張って大きくなってほしいのでトドメの施肥。
これらは冬期間、ハウスで越冬させるので今も施肥をしますが、屋外で越冬させるものには今の時期のカリ以外の施肥は禁物です。
良い子の皆さんは真似しないように。

これらは来年デビューします。
どれもお薦めなのですが、中でも待望の(自分だけですが)‘エルムスホルン(Elmshorn)’がいい株に育っています。
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ドイツ、Kordes、1951年作出のシュラブ。
品種名はハンブルグそばの北ドイツの町の名前です。
この渋みのあるローズピンクの花色は魅力的で、とくに秋花は素晴らしい。
ちょっと艶消しの濃緑の葉との組み合わせも絶妙。
耐病性抜群、樹性は強く背丈以上の茂みになります。
ハイブリッドムスクやポリアンサにもクラス分けされていますが、樹形からすれば高性のシュラブと言いたくなる品種です。
地味ですが、非常に総合点に優れる品種です。
濃い緑を背景に使うといいでしょうね。
他の色は入れないで、単独使いの方がいいな。
数株使ってヘッジとしてもいい。

10数年前にドイツから輸入して、羽幌に3株、百合が原に1株植えています。
どれも結構大株に育っています。
どれも目立たない所に植えているので、あまり見られていないかもしれませんね。

主役ではない、こんな脇役的な品種、好きです。
とくに秋は、脇役が光ります。
by geesgreen | 2011-09-11 05:48