イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
以前の記事
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
検索
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2009年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧
グラデーション
昨日も日中は秋晴れでした。
デスクワークに煮詰まったので、車で息抜きに近くの山へ。
本格的な紅葉はまだまだですが、それでも紅葉前期は十分に楽しめます。

f0160407_603828.jpg
ヤマウルシ(Rhus trichocarpa)。
赤色紅葉では最も色付くのが早い樹木でしょう。
もう少しすれば真っ赤に染まります。

f0160407_612851.jpg
ツタウルシ(Rhus ambigua)。
見ただけでもかぶれる人もいるほどの、かぶれものの代表ですね。

やはりウルシ属(Rhus)はこの時期の主役でしょう。
日本では庭植えにはあまり使われませんが、欧米では赤く紅葉する植物が少ないので、ルス グラブラ(R. glabra)やルス ティフィナ(R. typhina)はよく使われ、園芸品種もあります。
百合が原やイコロにも植えられています。
あまり意識しないで触ってますが、これらはかぶれないんでしょうね。

f0160407_62217.jpg
定番のナナカマド。
この時期、株によって色付きの程度が異なっています。

前回書いたブナもそうですが、全部真っ赤や真っ黄になった姿もよいのですが、まだ緑が残るこの時期も何とも言えず絶妙な美しさを感じます。
紅葉前期はこのグラデーションの魅力かもしれませんね。

そんなことを書いていて、アンディ・ゴールズワージー(Andy Goldsworthy、1956年、イギリスのチェシャー生まれでスコットランド在住の芸術家、写真家)のことを思い浮かべてしまいました。
f0160407_625813.jpg
f0160407_63258.jpg
どれも自然の葉だけを並べた作品です。
きっとゴールズワージーも自然が作り出すグラデーションに惹かれたんでしょうね。
自分もすっかり紅葉フェチになりそうです。
by geesgreen | 2009-09-30 06:03
秋色
札幌は例年9月は一年でいちばん降水量が多い月なのに、昼間はほんとに秋晴れが続いていますね。
9月の天気の良さも今年の気候の特徴かもしれません。
長ーい連休、その後の週末、この天気ですからあちこちに出かけた人も多かったと思いますが、自分はほぼ自宅でデスクワークしてました。
でも羨ましかないですよ。人混み、渋滞はイヤですから。
まだ紅葉にはちょい早い。
もう少ししたら暇を見つけて紅葉狩りには出かけますよ、絶対に。

里もかなり色付いてきましたね。
f0160407_5263631.jpg
北1条通りの円山公園のカツラ。

f0160407_5271199.jpg
自宅のブナ(Fagus crenata)の盆栽。
これから刻々と色合いが変化します。
ヨーロッパブナ(Fagus sylvatica)のように冬にも落葉しない赤銅色の葉色は楽しめないものの、それにも勝る繊細な葉色の変化です。

紅葉とは別にこの時期の木々の緑のキラキラ感。
これはこの時期だけでしょうね。
太陽光線の入射角、空中の水蒸気、分子の量、いろんな要素のドッキングですね。
ピーカン(わからないでしょうね)の快晴の青空とキラキラと光輝く葉色、全く見るたびにため息が出ます。
四季の変化と言いますが、もっと細かく秋の前半、中半、後半とそれぞれが全く異なる表情になります。
こんなん日本だけでしょうね。
自分は日本、それも北海道の紅葉は世界で唯一無二のものだと思っています。
もっともっとこの景観アピールしてもよい。
ピンポイントで絶景のビューポイントをアピールしたり。
でも人が殺到するかー、それもイヤですね。
高いお金、見物料取ればどうかな。
一人1時間1万円、あなただけの絶景、1時間!って。
冗談ですよー

バラもこの時期最も花色の発色がよくなります。
濃色系はもとより、自分はとくに茶系とブロンズ系の秋花にゾクゾクします。
f0160407_5284534.jpg
ラヴェンダー ピノキオ(Lavender Pinocchio、Fl系)や、

f0160407_5294267.jpg
ハニー ディジョン(Honey Dijon、Gr系)
などなどですが、どちらもまだまだ薄い、甘い、この後の花はもっともっと濃く深みを増します。

と言いながらも、昨日でGee'sのバラは全て下げました。
やはりどことも同じように前半勝負で、早々と冬〜来年へシフトしました。
諸々の理由がありますが、いちばんは自分のパワーですね。
何やってるんでしょうね。
反省してます。
来年の9月、10月は秋花で盛り上げようと思います。絶対に。
でも、そういう時に限って雨の多い秋になるんだなーこれが。
by geesgreen | 2009-09-28 05:30
「先生」ではない
秋色、秋花、秋の景観などについて旬の話題とも思うのですが、ちょっと閑話。

先週は講習が続きました、大学の後期授業も始まり週5日語り部をしていました。
こんな現状で今さらもいいところですが、自分は本来喋るのは苦手です。
というか、好きではない。全然自分の仕事ではない。
もともと不言実行、訥言敏行を快しとし、饒舌、駄弁、能弁のたぐいは抵抗があり、嫌悪感さえ憶えます。
「寡黙な工藤」それが理想です。
ですが現実にはあちこちで自分が語っている。
参加していただいた方には失礼ですが、この大きな矛盾に時々自分に嫌気が差しているのです。

で、どう折合いをつけているかと言うと、自分が知り得たこと、感じたことを伝えて、それが少しでも役立ってくれるかな、ってことだけです。
ほんの少しのことでしょうけど。
だから、話術的なことは全く考えていなく、どれだけ正確なこと(正確と思っていることかな)を伝え、どれだけ自分のその時の思いを伝えられるかだけに集中しています。
それには、その時間どれだけテンションを維持できるかにかかります。
ですから、講習の前夜は十分に睡眠を取る、朝早く起きて髭剃り洗髪、いちばん食べたい朝食をゆっくり食べる、そして直前のドリンク剤(値段は言いませんがかなり強力なやつ)、この一連の流れは崩せません。
ひとつでも欠ければ結果は明白、聞いている方はまあまあかもしれませんが、自分ではかなり落ち込みます。
申し訳なくて落ち込みます。
これは20代から30年やらせてもらって身に付けた自分なりの習慣、手法です。
仮に、少しでも話す内容を充実させようと前夜寝る時間を削って本を読んでも、その内容が口から出ても聞いている人には伝わらない。
自分のその時の持ってるもの、持ってる思い、それをストレートに出せるかどうかにかかるのです。
これって講習や講義だけでなく他のことにも共通なんだと思っています。
何言ってるんでしょうね。
こんなん自分だけのことですよね。
でも、かなりエネルギー使っているんです。
これが5連ちゃんだと決行キマす。

これがこなせなくなれば止めた方がよいですね。
その時はお断りします。
話は簡単ですね。
ちょっと書いてて納得しちゃいました。
あっもうひとつ、直前車の中で音楽をガンガン大音量で聴いてテンションを上げます。
これも不可欠。
先週は何故かNeil YoungのChrome Dreams ⅡのOrdinary People(延々と同じフレーズが18分続くやつ)とDeath Cab for CutieのPlans。

あとお願いがひとつ、「先生」はやめてください!
ちょっと前はいちいち「先生」はやめてくださいと言ってました。
最近言うのも面倒なのでそのまま流してますが、「先生」ではないです。
「先生」なんて世の中にそうはいない。
「工藤さん」にしてください。
自分を出してるだけですから。
よろしく!
by geesgreen | 2009-09-22 06:23
大株二題
めっきり朝晩は秋っぽくなってきました。
ニシキギやヤチダモもかなり色づいてきましたね。
で、ちょっと一年草のことを。
まあ一年草と言っても、サルビアやペチュニア、マリーゴールドどれもこれも厳密には一年草扱いの多年草なのですが。
本来この時期もりもり大株になっていなければならないはずなんですが、案外しょぼいのが目につきます。
どことは言えないくらいあちこちですが。
ふーっ。
見てて苦しくなります。

ピンチ(摘芯)、ピンチを繰り返し脇芽多く出せばこんなことにはならないはず。
本来実生から数節伸びたらピンチしますが、天花付いた売られている苗でもすぐに花を飛ばして2、3回ピンチすれば今頃地面が見えるはずないんですけどね。
もちろん適切な土壌改良、施肥も必要ですが。
以前自分が管理していた時は「また花飛ばすの?」って言われるくらい繰り返しピンチしてました。
脇芽が増え葉が多く茂ればボリューム満点の株に育ちます。
花はそれからです。
これはバラや他の植物にもある程度当てはまります。
どうして未だにそれが一般的にされていないのか不思議です。
本州みたいに入れ替えする訳でもないのに。

f0160407_5513511.jpg
そんな中で本当に少ないものの、上のビル周りのマリーゴルドは毎年最初からしっかりピンチしているのでよい、よい(でも、自分ならもう少し多くやりますがね)。
毎年同じオレンジの品種、管理も定番化しているんでしょうね。
少なくてもこのぐらいの株にしないと一年草使う意味ない。

昨日、講習のついでに百合が原に寄ってきました。
駐車場から温室までさらっと見てきました。
f0160407_5521857.jpg
大株のアジアンタム。
普通のアジアンタムですが、株幅50センチ以上はあります。
5株程ありますが、どれもよく育っています。
自分がいた時からあるものですよね。
長く維持して大株に育てるのは結構難しい。拍手、拍手。
いつから育てていて、植え替え頻度、用土、年間の室温などなど、コメント付けてほしい。
こんな存在感のある株、家庭なら一株あるだけで十分と思います。
温室では「秋の洋ラン展」やってましたが、こちらはいろんな意味でノーコメント。
相変わらずKYかな。
温室前の花壇も花盛りでしたけど、こちらもノーコメント。
ごめんなさい!
by geesgreen | 2009-09-17 05:53
Michael Kenna ‘Landscapes and Memory’
腰痛抱えながらですが無事釧路から戻りました。
行く前はブログでも少し触れたように、これからの景観、まちづくりを語るにはちょっとテンションが上がっていなかったのです。
あまりに緑の濃いアイルランドの影響で、緑ぼけと言うか、緑の使い方の質の違いに多少落ち込んでいました。

でも元気回復しました。
夕張からの石勝樹海ロードに続く山深い夕張山地、高速で一気に十勝に入ると開ける雄大な農村景観、先に広がる釧路湿原を予感させる釧路国道に続く海浜原野、そして阿寒の針広混交林の深い森。
非常に多彩、多様な景観、唯一無二のものです。
欧米にはない、いや世界でもこれだけ多様な緑景観はない。
本来的な原生林や自然景観だけでなく、二次的な景観さえも含めて他にはない、非常に質の高い財産と思います。
よい、よい、よい。
極論だけど、これがあるんじゃ、これを生かす、邪魔しない、引き立てる景観づくりでいいじゃんとも思ってしまいます。
ガーデンアイランド北海道(固有名詞ではなく一般名詞的な意味合いで)って、文字通りそう思う。
ありのままの姿がそうなのであって、どこそこのガーデンが多いからってことでは決してない。
今ある場面をどう生かすか、それがいちばんと思います。

釧路へは腰痛の代行運転手として家内が同行しました。
もっとも家内は別の目的、釧路芸術館で行われている「マイケル・ケンナ写真展」を見るためでした。
2日間、ずーっと入り浸っていたようです。
私も帰る日に見ましたが、いやーよいものを見せてもらいました。
家内に感謝、ありがと!
f0160407_528545.jpg
イギリス人の写真家ですが、近年は北海道の防風林や一本の木、防雪柵など何気ない風景を撮っています。
どれも俳句や水墨画に通じる精神性を感じました。
自己主張はないけれど、その背景にある人と自然の関わりがイメージされます。
北海道だからこそ表現できた作品と思います。
この空気感、安直な言葉ですがスピリチュアル、こじつけかもしれないけどこれって北海道の景観づくりにも通じる要素かもしれません。

ついでに釧路の写真何枚か。
f0160407_5294722.jpg
f0160407_530175.jpg
幹周2m級の見上げるばかりの釧路市内のギンドロ。

f0160407_531519.jpg
そして閉まってて入れなかった泊まったホテルそばのカフェ。
窓越しに見た店内は居心地良さそうでした。
なんせ「じみへん」だもん。

釧路、また行きたいです。
すごーくファンになりました。
by geesgreen | 2009-09-14 05:31
釧路へ
これから釧路へ出発します。
明日11日の釧路支庁主催の「景観・まちづくりセミナー」の講演のためです。
自分は前半で、後半は梅木さん。
梅木さんと同じ演壇に立つのは初めてかもしれません。
いつも通り日頃の思いを語ることになると思いますが、最近いろんな意味で増々花の利用には否定的になっているので、梅木さんの足を引っ張らなければよいがと心配です。
でも思っていることを語らなければ意味ないので、しょうがないか。
担当の方からもお得意の辛口でお願いしますね、なんて言われてますが、いつからそうなっちゃったんでしょう?
別に自分としては辛口と思ってないし、そうしようとも思ってないんですけどね。
努めて冷静に、客観的にと思っているだけなんですけどね。
まあ、いつも通りやります、それしかできないもの。
梅木さん悪しからず。

f0160407_6395464.jpg
アイルランドで見た庭です。
木も草も一本もない、芝生と垣根だけの庭です。
何故か心に残っています。
写真撮っていい?と言ったら、このオジサンは理由も聞かずに何回も芝刈りの実演やってくれました。
アイルランドの芝生と垣根は、気候との整合性から世界でもピカイチと思います。
だから芝生と垣根だけでよい、それに磨きをかける。
シンプルで真っ当な選択です。
地産地消、いや適地適作か、その辺の意識が重要と思います。
それが観光資源にも繋がるし、地域の財産ともなり得ると思います。
釧路ではそんな話になるのかなー
いやわかりません、釧路の空気を吸ってから、会場の皆さんの顔を見てからですね。
いつもそう、ほぼアドリブですから。

腰痛いのに車で行きます。
釧路近隣の友人への顔出しも引っかけての2泊3日です。
あまり飲まないように注意、注意。
by geesgreen | 2009-09-10 06:41
腰痛
やってしまいました。
4日の日に大鉢を移動していて、ギクッ!
翌日のコテージの講習は杖ついて何とかやったものの、ほぼ歩行不能。
その晩は友人たちとの飲み会、そろそろ歩き、腰曲げ状態で参加。
自分のためにシングルモルトを用意してくれているので、もちろん這ってでも行きます。
案の定、翌日からさらに悪化。
接骨院に行き、ゴムベルトきつく巻き、何とかそろそろ歩ける状態に。

それにしてもこれだけひどいのは久し振りです。
毎年夏過ぎにはジンジン来て、ひどい時は車椅子ってこともありました。
いつもこの時期、夏の終わりです。
よく春からの疲れがたまってのことと言われますが、自分の場合は完全な気の緩みです。
事に対しての気の緩み、何事に対しても。
緊張感がない、全くプッツン状態です。
毎年のことだから受入れてますけどね。

だけどもうオシマイ!
朝晩涼しいと言うより、もう少ししたら冷えてきたと言う時期になってきます。
こうなれば切り替えられます。
来年の動きにシフト!
毎年毎年同じことやってますがね。
by geesgreen | 2009-09-09 05:43
Tree of Heaven
昨日は結構暑い日だったですよね。
何となく秋の気配は感じますが、なんせ欧州帰り、やはりまだまだ湿気が多いと感じます。
暑い時にはやはりビール、アイルランドと言えばギネス、向こうでは毎日飲んでました。
でもこちらではやっぱりラガーですね。
常温のギネスのような黒ビールは日本の夏には似合わない、この多湿の国ではカキーンと冷えたラガーが合うんでしょうね。
食いもの飲みものはご当地でいただくのがいちばんとよく言われますが、正しくその通り。
アイルランドでは毎日ギネスをチェーサーにBushmillsかJamesonのアイリッシュウイスキーでした。
日本ではピーティなシングルモルトだけなのですが、何故かアイルランドではよりクセのないアイリッシュウィスキーが旨く感じました。
やはり気候に合うんでしょうね。

何につけても気候との整合性って重要ですが、植物は特にそうですね。
それを無視しちゃ、見誤ってはどうにもならないもの。
まだまだ緑ボケしている頭で昨日も移動途中に街なかの木々を見ていました。
街なかの緑の貧相なことがどうにも気になっています。
街路樹も公園も、そして庭の木々もです。
まあこの辺の話は今後じっくり、チクチク、ネチネチ書きたいのですが、札幌って基本的にどんな木が合うんだろうかと思ってキョロキョロ見てました。
景観的にではなくあくまで生育上の視点で。
何となくニセアカシアだろうとイメージしますが、街なかではシンジュではないかと思います。
アイルランドに行く前に、Yukaさんから「あちこちの空き地に生えてるタランボみたいな木はなんですか?」と聞かれましたが、「あーあれ?シンジュだよ。どっからでも出てきて、あんなの放置しておくと大変なんじゃ。」と答えました。

f0160407_5593856.jpg
こんな感じであちこちに見られますよね。
どういう訳か、塀の際とか建物の際とか何かの構造物の境界線からヌキヌキ伸びてます。
今まさに褐色に熟した果実が見られますが、翼を持ってるので風で飛ばされ、それが壁なんかにぶつかって地面に落ちて発芽するためなんではないかと想像します。

それをそのまま放置しておくとこんな感じになります。
f0160407_602878.jpg
滅茶苦茶生育が早い。
このままにしておくと、アスファルトをめくり、壁にヒビが入ります。

シンジュは和名ニワウルシ(Ailanthus altossoma ニガキ科 ニワウルシ属)と言い、別名のシンジュ(神樹)は英名の「Tree of Heaven」の直訳。
宗教的な意味はなにもなく、その生育の旺盛さから「天にも届く樹」的な意味からです。
この伸びのよさですから納得ですよね。
中国北部原産で、明治8年に津田仙がウィーンから持ち帰った苗木が最初のものと言われています。
こてこての外来種ですね。
アメリカではよく見ましたが、何故かヨーロッパでは見たことないです。
真意のほどはわかりませんが、桑園では第二次大戦中、絹糸を増産するためにカイコだけでは足りないので、シンジュを好むシンジュサンからも絹糸を取るために桑園周辺にはシンジュの木がたくさん植えられた、などの話もあるみたいです。
そんな関係もあるのか、桑園から円山にかけては特に多いと感じます。
と言うか、南4条通、北8条通、西20丁目通など、この辺にはシンジュの街路樹が多いせいでしょうね、きっと。

f0160407_61102.jpg

この西20丁目通のシンジュは幹周2m級で貫禄あります。
が、冬は毎年電信柱状態にチェーンソーで切り詰められます。
そもそもほどほどの大きさに制限する場所に植えること自体が間違いですよね。
この近くでも単木で巨大に育っている株も見られますが、それが許される場所なら元気一杯に育ち悪くはないと思うんですが。
当たり前ですが、生育適合=豊かな緑という訳にはいかない、使い方がありますから。
その場所に合った緑をいかに選択するか、ですね。
本気に、真面目にやらなきゃ。
花なんかどうでもいいやん、と思います。
後からでどうにでもなるもの、どうにでも修正できるもの。
基調になる緑、それが育つには時間がかかります、だからこそ財産になる。
西洋かぶれの頭で言っちゃいますが、欧米の街との景観の違い、もちろん建物の統一性など諸々ありますが、緑の質の違い、これがいちばんと思います。
もっとも、西洋ではこれだけ藻岩やら円山やらの緑濃い自然の山々が背景に見える街はあまりないでしょうね。
だからかなって気もします。
だからと言って街の緑が貧相でもよいということではない。
もっと個々の場面に合わせた緑の使い方の意識を高めることが必要と思います。
by geesgreen | 2009-09-04 06:10