イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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海の泡
久し振りにバラの話題ひとつ。
百合が原公園売店前の‘シー フォーム’(Sea Foam)、昨日満開でした。

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5年目でやっとボリュームが出てきました。
植えたのが自根苗のちび苗、全く雪囲いなしで毎年の除雪の大山の下敷き、ある年は重機の下敷き、などなどの理由から時間かかりました。

Sea Foam=海の泡、巧いネーミングですね。
アメリカ、Schwartz、1964年作出のシュラブローズです。
一見ポリアンサとも見えますが、交配親は何とあの‘ニュー ドーン’(New Dawn)の交配種の‘ホワイト ドーン’(White Dawn)と、‘ラヴェンダー ピノキオ’(Lavender Pinocchio)の片親の‘ピノキオ’(Pinocchio)。
全てにおいてこの両親からどうして‘シー フォーム’が生まれたのか、不思議です。
狙ってはいなかったと思うのですが。

つぼみのピンクの出具合と満開時のやさしい白花とのコントラストが良い。
‘ザ フェアリー’(The Fairy)に似た照葉が茂ります。
だからポリアンサぽく感じてしまうのでしょう。
遅咲きということもあり、ある意味で‘ザ フェアリー’の白版とも言えるかもしれませんが、もっとシックで全体的に繊細な感じがします。
枝を伸ばせば小型のつるバラとしても使えるでしょう。
そして、何といっても耐病性です。全く病害とは無縁です。
だからこそこの目立つ場所に植えました。
やや日陰でも耐え、日陰こそこの白花が冴えるとの狙いもありました。
秋まできっと照葉を茂らせ咲き続けると思います。

この天気、きっと世のロザリアンは嘆いているんだろうなと想像できます。
そろそろ黒星に悩まされている方も多いかな。
この時期こそ、こんな天気だからこそ、徹底的に病葉を取り去り、植え床も清潔にすべきと思います。
病気がついたものは仕方がない、葉が少なくなっても仕方がない、清潔に、清潔にです。
きっと報われます。
元気な新芽が伸びてまた元気に回復する、そう信じて頑張りませう。
信じるものは救われる、かな?
by geesgreen | 2009-07-30 04:37
ネイティブ宿根草
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自宅の玄関前のキレンゲショウマが咲き出しました。
一気に咲かないので、あまり目立ちませんが、ロウ質の黄花は草姿とともに趣きがあります。
ポットを並べているだけなのですが、葉がよく茂り入り組んでいるのでもう移動することはできません。
一かたまり状態です。

キレンゲショウマ(Kirengeshoma palmata Yatabe)は、ユキノシタ科キレンゲショウマ属の一属一種の植物として有名です。
属名は通常古典ラテン語の単語をもって命名されることが多いのですが、和名のキレンゲショウマをそのまま用いた、いわゆる土俗名による属名であり属の学名としては稀な例です。
命名者Yatabeは、東京大学理学部植物学科の初代教授の矢田部良吉、日本の植物学研究の聡明と言われる「矢田部宣言」で知られる明治時代の植物学者。
このキレンゲショウマの属名には日本の植物学を世界にアピールしようとする意識が感じられます。
矢田部は詩人としても有名で、音楽や絵画にも関心を示したようで、現代の園芸家にも通じる才覚を感じます。

キレンゲショウマは、日本の本州以外にも朝鮮半島にも分布しているので日本特産ではないけれど、ヨーロッパでは東アジア特産の植物としてよく知られ、花形からYellow Wax-Bellsと呼ばれています。
ヨーロッパでは植物園だけでなく、公園や一般の民家でもよく使われています。
左端で背丈ほど伸びているのはタケニグサ(Macleaya cordata ケシ科)、これも日本では雑草扱いですが欧米では存在感のある高性宿根草としてよく使われています。
どちらもヨーロッパでの方がポピュラーになっているのは何か不思議な気がします。

ナショナリズム的な思想はないのですが、あまりに脳天気に外国産の植物が使われているような気がします。
少しはネイティブものへのこだわりも必要かと。
でも、じきにそうなるのは必然ですね、過渡期なんですね、今は。

このキレンゲショウマとタケニグサ、どちらも3年前の輸入株です。
変ですね。
それよりも玄関前にキレンゲショウマとタケニグサ、そっちの方が変かな。
by geesgreen | 2009-07-29 05:18
謎のヘメロカリス
いやー気温が低く雨ジトジト続きますね。
典型的な蝦夷梅雨、何年振りでしょうね。
数日前出された長期予報でも8月は低温気味とか。
冷害まではいかなくても農産物などの影響が心配です。

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近くの街路樹マスのヘメロカリス。
この通りは以前は通勤で毎日通っていました。
数年前までは数マスがこの同じヘメロだったんですが、現在はこの一マスだけです。
このヘメロは実に花期が長く、6月中旬から咲き始め、年によってはお盆頃まで開花が続きます。
今までいろんなヘメロを見てきましたが、これだけ早咲きで遅くまで咲き続ける品種はありません。
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花色は品のあるレモンイエローで、花茎も長い、何よりの特徴は花弁の細さ。
近年作られたスパイダー咲きという系統はもっと花弁は細いのですが(そこまでいくとちょっと奇異な感じもしますが)、その一歩前の系統かなと思います。
幅広の園芸品種を見慣れているせいか、その清楚な花形に魅力を感じます。
八紘学園でもこの細弁のヘメロを見たような気がしますが、何せこの50年余りで4万品種を超える品種が作られたというヘメロ、さらに、古い品種が名前を変えて再登録されているということもあるようなので、品種の同定は容易ではないでしょう。
この辺りは昔は種苗会社や生産者が数件あった所。
聞く所によれば八紘学園と数社が共同で昭和45年頃にアメリカからヘメロの品種をかなり輸入していたようなので、おそらくその流れのものなのではないかと推測します。
「新しい品種>古い品種」というものではない、古い品種でこその魅力もあります。
この品種も、是非守っている方を探して株分けをお願いしようと思います。

ヘメロカリス(Hemerocallis)の属名は、ギリシア語のhemere(一日)とkallos(美)に由来し、一つの花が一日で閉じてしまうことから「ディ・リリー」(day lily)と呼ばれていますね。
でも次々と蕾が咲くので結構長期間楽しめます。
ヘメロカリスといえば「The American Hemerocallis Society」(略称:AHS、アメリカヘメロカリス協会)が有名なように、アメリカです。
アメリカではヘメロは「パーフェクトプランツ」とも呼ばれています。
耐寒性が強く、乾いた空気など生育環境が適することもありますが、原色が豊富な花色、カッと開く花形、これっぽっちも暗さがない天真爛漫さなど、アメリカ人に好まれる理由は理解できます。
アメリカでは宿根草といえば、いろんな意味でジャーマンとヘメロカリスが双璧と思います。

日本では断然北海道が似合います。
空気にも景観にも。
でも、今年の夏にはちょっと似合わないかな。
by geesgreen | 2009-07-26 04:37
ぬきぬきエゾニュウ
昨日ちょっとお願いごとあり北大植物園へ。
ついでに見たエゾニュウです。f0160407_3515494.jpg
大きくなりました。
見上げるYukaさん(ちょっと硬くなってないか?)のざっと2倍はあるので3mは超えています。
さすがセリ科最大の種。
北海道の草本でいちばん高くなるものかもしれない。
高さを競うコンテストで有名なラワンブキの今年のチャンピオンは255cmだから、それよりも高い。
エゾニュウ(Angelica ursina)はハーブで有名なアンゼリカの仲間。
北海道でもアイヌは利用していたし、熊や鹿も好物だそうです。
これだけ一年で伸びるのですからパワーはありますよね。

エゾニュウは1〜3mになるとされていますが、同じセリカで見かけ非常に似ているアマニュウ(Angelica edulis)、エゾノヨロイグサ(Angelica anomala)、オオハナウド(Heracleum dulce)、エゾノシシウド(Coelopleurum gmelinii)はせいぜい2mどまり。
ハーブで利用されるヨーロッパからアジア中部に分布するヨーロッパトウキ(Angerilica archangelica)でも2.5mと言われています。
我が北海道のエゾニュウは最大ですね。

セリ科は何故か好きです。
レースフラワー(Ammi majus)に代表されるあの頭花が夏の季節には良い。
自生種も多いことから北海道には似合うはずです。
昔はミヤマトウキ(Angelica acutiloba)やシャク(Anthriscus sylvestris)、とくにシャクの銅葉の園芸品種‘レイヴァンズ ウィング’(A. s. ‘Ravens Wing’)は宿根ボーダーには好んで使っていました。
Gee'sでもYukaさん毎年実生のオルレア・グランディフロラ(Orlaya grandiflora)は人気です。
エゾニュウやアマニュウも使ってみたい。
街なかにエゾニュウぬきぬき咲いてるなんていいと思いません?

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上の写真は7月3日の同じ株のエゾニュウ。
まだ開花前、背丈ほどでしたが、この時から存在感あり、目を引きます。
これから2倍ほど伸びて開花、そしてそのまま秋にはドライフラワー状態で楽しめます。
へたな宿根草よりかなり観賞期間は長い。
でも、二年草ものも多いので除草時などに自然実生の株を生かすなど、株の維持には結構注意が必要になります。
その辺しっかりやるのも隠れた見せ場になりますけどね。

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昨日偶然見つけて購入した「根室地方のセリハンドブック」。
小冊子ですがネイティブのセリ科満載です。
セリ科好きにはめちゃめちゃ楽しい本です。
近々セリ科のメッカ、サロベツ方面に行くので、ぬきぬきエゾニュウがたくさん見られそうです。
楽しみ、楽しみ。
by geesgreen | 2009-07-23 03:55
Viva Caliente!
昨日はぐずついた天気の合間の晴れ間でしたね。
雨で傷んだ手入れに庭に入っていた方も多いと思います。
Gee'sも花の終わったバラをかなり下げ、ゼラニウムをメインに並べました。
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ビバ カリエンテ!
何のノリかとの感じですが、「暑いのバンザイ!」的なノリです。
暑いときはどうしても暑い、逆らわないで目一杯赤で、太陽に負けないくらいの赤で。
今年は暑い夏はゼラニウムでいこうと思っていました。
このポスターは新人のMizukiさんの作品です。
太陽、太陽、燃える太陽、乾いた空気の南欧の太陽、そんな希望を出し、何枚か書いてもらって決めました。

赤のゼラだけ、それもドイツのFisher社のものを集めました。
Fisherと言えばゼラの名門ですが、近年スイスのSyngenta社に買収されたようです。
でも「Fischer®」「pelfi®」のブランド名は残るみたいです。
よかった。
育種は継続なり、ですから。

定番のアメリカーナはありません。
アメリカーナは花房はボリュームあり苗の時は見栄えがしますが、複数年付き合い、大株で楽しむにはフィッシャーの方が断然良い。
売りやすいものと育ててよいものとの違いです。
後者を優先します。
ヨーロッパの窓辺で見られるような株にしたいと、昔既存のアイビーゼラで摘芯を繰り返し挑戦しましたが中々思い通りにはいかなかった。
その後いろいろ調べてフィッシャーのゼラに出合いました。
摘芯しなくても脇芽が出てこんもりと茂る、窓辺用に育種された品種でした。
そんなアイビーゼラの赤だけ、6品種を選びました。
冬にプラグ苗を入れて、3寸ポットに入れ半ば放置、6月に入ってから5寸ポットに植え替えたのでまだそれほどボリュームが出ていませんが、これからもりもり育つでしょう。
これから暑くなった時にGee'sは真っ赤になります。
一度やってみたかったんです。
でも暑くなるのかなー
冷夏なら似合わないな。
by geesgreen | 2009-07-21 05:49
またアジサイ
昨日は久し振りに太陽の光を見たような気がします。
土日も雨みたいで、今年は数年ぶりに蝦夷梅雨の年と言えるでしょうか。

さて、数日前の豊平公園での講習のおり、駐車場から緑のセンターに行く途中の四阿のそばのアジサイが満開でした。
天気がぐずついているので今年はアジサイに目が向きます。
その中で最も良い感じで育っていたヤマアジサイです。
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職員に聞いた所、品種は分からないとのことでした。
葉の黄の散り斑が特徴的なので、帰ってから調べました。
ヤマアジサイ'九重山'(クジュウサン)と思います。
別名'霧の三彩'(キリノサンサイ)、大分県九重山(正確には九重連峰)から命名された品集、宮崎県で作出されたもののようです。
ペールブルーの花色は清涼感があり、何といっても葉の斑がとても美しいので、花が終わってもカラーリーフプランツとして楽しめるでしょう。
良い品種です。

最近、あちこちの施設で植物のラベルが付いていないことが気になります。
植物園的な施設でなければそれでもよいのでしょうが、花を見て名前を知るということは、最低限必要と思います。
ましてや緑のセンターのような公的な施設では、ラベルを付けるということは重要な業務のひとつのはずです。
昔はラベル落ち、品種が不明なものは、徹底的に調べても名前が分からない場合は花が良くても抜いてしまったものです。
そういうものほど不思議と花が良かったり、生育が良いのですが、泣く泣く抜き去りました。
育てているものが名前が分からないのはイヤですから。
そう考えてみると、今店で毎年300品種ほどのバラを売っていますが、日本では初導入、レアものも多くあり、買っていただいた方が品種名を忘れてしまわないか不安になります。
数年後大株に見事に育った時に品種不詳では悲しい。
一般的なものならある程度同定できるでしょうが、レアものほど困難になります。
くれぐれも品種名は憶えておくか、できればしっかり株にラベルを付けておいてほしい。
ある時自分が尋ねるかもかもしれません。
その時は是非教えてくださいね、お願いしますよ!

もう一枚アジサイ。
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近くのアパートの前に植えてあるものです。
毎年見てますが、いつもピンクと青の二色がはっきりと咲き分けになっています。
一株ではなくピンクと青の品種を並べて植えて、大きく育って一株のように見えるので咲き分けではないですが。
アジサイは土がアルカリ性だと赤い花が、酸性だと青い花が咲くと言われます。
厳密にはpHの問題ではなくてアルミニウム濃度がポイントなのですが、いずれにしてもこの場合には当てはまりません。
半ば放任している状態で、1/2に土壌を変えているとか、施肥を変えているとかではありませんから。
この株は昔からいちばん多く出回ったセイヨウアジサイで、土壌の影響をあまり受けないものです。
もし日本のアジサイを使ったら、ピンク花が例の紫ぽくなるでしょう。
こんな植栽も面白いと言えば面白いかもしれませんね。
うーん、面白くないかなー
by geesgreen | 2009-07-17 04:59
蝦夷梅雨と白花
今日も雨。
ぐずついた天気が続くようです。
年によってはほとんど雨のない7月もありますが、どうも今年は蝦夷梅雨ぽい年になりそうです。
もっとも本州のように気温が高くならないので、蒸し暑さはさほど感じられませんが。
でも昨日の百合が原の講習はちょっとバテました。
いくら遮光しているとはいえ、やはり温室の中なので途中ちょっと頭くらーっと状態になりました。
体力落ちてるせいもあるなー
気力、気力!

講習前に園内少し回りました。
昨日のように少し蒸し暑い日には、ラベンダーさえちょっと閉口します。
あの濃い色がキツい。
それで白花探しに。

庭園内のヤマアジサイが見頃でした。
葉が厚ぼったく照葉が多いアジサイ、セイヨウアジサイよりは暑苦しくない。
とくに白花は清涼感があってこの時期には良いです。
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ヤマアジサイ‘白妙’(Hydrangea serrata ‘Shirotae’)
小輪八重の白花が日陰で光っていました。
大株に育って味が出てきましたね。

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ヤマアジサイ‘静香’(Hydrangea serrata ‘Shizuka’)
ヤマアジサイでは珍しい黄花系品種。
咲き始めは緑黄色ですが、咲き進むにつれ白色になります。

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そしてアジサイではありませんが、同じユキノシタ科のイワガラミ(Schizophragma hydrangeoides)。
大きくなりました。
ゆっくりですが毎年少しずつ大きくなっています。
ツルアジサイ(Hydrangea petiolaris)に似ていますが、ツルアジサイは装飾花の萼片が3〜4枚あるのに対し、イワガラミは1枚です。
北海道にも自生していますがあまり使われてはいません。
Japanese hydrangea vineの名で欧米ではよく使われています。
確かこの株も輸入ものだったでしょうか?
こんな逆輸入、結構あります。
ヤマアジサイもいくつか輸入ものあったはずです。
株元に同居しているギンドロ、意図的ではないですよね。
早く抜かなければ負けちゃいますよ。

やはり暑い時には白花がよいですね。
疲れた体にもよいです。
ホッとできます。
by geesgreen | 2009-07-13 06:05
屯田防風林のオオウバユリ
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昨日、そろそろと思って屯田防風林へ。
やはりオオウバユリ(Cardiocrinum cordatum var. glehnii)がほぼ満開でした。

百合が原公園への通勤に毎日通っていた道なので毎年見ていましたが、やはり良いです。
東端の入り口付近がいちばん個体数が多い。
入り口付近にいたお爺さんに「いいですねー」と声をかけると、「毎年少なくなっている、去年より今年は少ない、昔はもっと多かった。」とのこと。
そう言われれば以前はもう少し南側にも群生していたような気がします。
南側の道路縁は下草が刈られ、辛うじて開花株に育ったオオウバユリだけがぽつぽつ残されている状態。f0160407_6425699.jpg
記憶に新しい少女の誘拐事件の現場になったこともあり、おそらく防犯上から下草刈りを行っているのでしょう。
開花株だけを残しても、その他全てを刈り取ってしまっては、次代の株は消え去るし、環境も激変して、とても存続できないでしょう。
今後は防犯上問題のない中央園路沿いの群落だけが残っていくような気がします。

街なかの緑の景観と防犯、この両立、折合いは非常に難しい問題ですね。
by geesgreen | 2009-07-12 06:29
イベントなんかいらない
今日は木曜、ニームの日。
雨後だっただけにいつも以上に丹念に散布しました。
ケミカルの散布無しにここまで来れたのは、やはりそれなりの効果があったと判断できるでしょう。

さて本題。
今月は各施設、各ガーデンセンターで夏祭り的なイベントが行われるようです。
ほとんど全てと言ってよいほどです。
その中で昨日、道新に一面を割いて大々的にいわみざわ公園「いわみざわ彩花まつり」の記事が載っていました。
16日から19日にバラ園を中心に行われるようです。
今年のバラ園の状況は数日前のブログで書いた通りです。
このイベントにはバラの状態は関係ないのでしょうか?
パレードと各種ステージがあればよいのでしょうか?
ソフトクリームとまんじゅうが売れればよいのでしょうか?

百合が原公園でも15年ほど前から「ゆりまつり」〜「ゆり月間」を毎年ユリの開花時期に合わせてやってきました。
当初は多少イベント的な催しもありましたが、自分が抜ける頃には一切お祭り的な行事はなく徹底的に園芸に特化したプログラムだけで行っていました。
毎年この時期に合わせて園内の各場面を光らせるよう管理スケジュールを組んでいました。
一年の集大成を見てもらおうとの意気込みでした。
春から開催時期を見越して寝る間も惜しんでやれることを徹底的にやりました。
それでも毎年力足らずで落ち込んでましたけど。

植物がらみの施設はどこも、当たり前だけど本来植物が主役のはずです。
経営、管理費を補填するためのイベントやら物販やらを否定する訳ではありませんが、あまりにも主役をないがしろにしていないでしょうか?
何のためのイベントなのか。
その時の集客が増えて多少売上が上がっても、魅力のない場面を見せられたら、リピーターにはならない、もう来ない。
それを回復するには莫大な時間とお金がかかる。
そんな簡単なこともわからないのでしょうか?
どこも同じような意識と思います。
売れ残りをさばこうとする園芸店のバーゲンも然り。
全く魅力を感じない。

大通公園も、あまりにイベント偏重で本来的な市民の場としての利用になっていないとの議論も最近聞きます。
本来的なもの、永続性を考えての価値を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。
素直に考えれば答えは出るはずです。
でも、旧態依然の思考では無理だな、きっと。

すみません。
あまりケチつけるようなことは書きたくないのですが、あまりにも節操がないと感じたものですから、いろいろと、いろいろと。
by geesgreen | 2009-07-09 10:12
ホザキナナカマド称賛
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近くのファミレスの駐車場で満開のホザキナナカマド(Sorbaria sorbifolia var. stellipila)です。
昔から祖父の家の庭で咲いていたことから、自分としては夏のこの時期の風物詩的な花木です。
(なんか「北海道のバラ〜」の本の前書きと同じような話ですが。)
自宅にも20数年前に自宅を建てた時に祖父の家からのひこばえを植えたものが旺盛に育っています。

チンシバイ(珍至梅)とも呼ばれることもありますが、これは本来は中国原産のニワナナカマド(S. kirilowii)のことで、ホザキナナカマドのように雄しべが花弁より長くならず、花弁の中に収まっています。
ホザキナナカマドの方がバタ臭い。
ホザキナナカマドはシベリア、ウラル地方の他、中国北東部、日本では北海道と本州北部に分布します。
Z2ですから耐寒性は最強ですね。
酷寒の地ミネソタでもAsh Leaf Spiraeaと呼ばれ結構使われていました。

強健で日当り良ければどんどんひこばえで増えます。
大きくなってもせいぜい2mほどですし、剪定も不要、病害虫の心配も皆無。
北国でこそもっと利用されてよい花木と思います。
自生種ですから必然性があるもの。
道路の分離帯とか庭の中とか様々な場面で利用できるでしょう。
暑い時の涼し気な白花も魅力ですが、葉の茂りも良い。
暑苦しくなく茂る中低木は少なく、ライラックと絡めるのなんかは北国らしくてよいと思います。
でもひこばえをうまく処理しないとライラックが負けるかな。
by geesgreen | 2009-07-07 04:42