イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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店の経営
昨日、村上春樹の5年ぶりの新作「1Q84(いちきゅうはちよん)」発売のことが報道されていました。
そして昨日、家内にGee'sでの販売のことについて何だかんだと話していたら、「村上春樹があなたと同じようなことをエッセイで書いていた」と家内。
それは、「走ることについて語るときに僕の語ること」の中で、過去に村上春樹がジャズバーをやっていた時のくだり。
以下抜粋。

「みんなにいい顔はできない」、平ったく言えばそういうことになる。
店にはたくさんの客がやってくる。その十人に一人が「なかなか良い店だな。気に入った。また来よう」と思ってくれればそれでいい。十人のうちの一人がリピーターになってくれれば、経営は成り立っていく。
そう考えると気が楽になる。
しかしその「一人」には確実に、とことん気に入ってもらう必要がある。そしてそのためには経営者は、明確な姿勢と哲学のようなものを旗じるしとして掲げ、それを辛抱強く、風雨に耐えて維持していかなくてはならない。
それが経営から身をもって学んだことだった。

まさにその通りのことを、くだくだと家内に語っていました。
大げさかもしれないけど「明確な姿勢と哲学」が揺らぐと、やる意味がないし、やっていけないでしょう。
これは、店の経営だけでなく他のことにも当てはまります。
売るためが目的でではなく、北国でこそよいと思った植物を見たい、見てもらいたい、そして使えるなら使ってもらう、それが今店をやっている理由です。
どこまでこれを貫けるかな。
でもこれがブレるなら続ける意味がない、すぐに止めます。
話は簡単です。

バラが咲き始めました。
室内越冬ものなので、露地ものよりやはり早い。
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店の入り口の‘フリッツ ノビス(Fritz Nobis)’です。今の店の看板娘かな。
Kordes、1940年作出のシュラブ。
2mほどに伸び、つる仕立てにしてます。
一季咲きですが、花付き、強健性は抜群で、Kordesらしからぬ(おっと失言)シルバーがかったピンク花は何ともやさしい色合いです。
おそらく週末の雨で花は終わるでしょう。
いさぎよいところも好きだなー
by geesgreen | 2009-05-29 05:16
団子より花
昨日は午後から北区で講習会、そのついでにもう咲いていると思い、ウワミズザクラを見に百合が原公園へ。
やはりちょうど満開でした。
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ウワミズザクラ(Prunus grayana)。
満開の株中に顔を突っ込むと、とても甘い香りに包まれます。
蜂の気持ちがわかります。
ついでにと思い、駆け足で移動。
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シロバナマンサク(Fothergilla gardenii)。
葉はウィブルヌム(Viburnum ガマズミ属)に似ていますが、北米原産のマンサク科の低木。
こちらもうっとりするような甘い香り。
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次はアメリカアサガラ(Halesia carolina)。
アメリカ東部原産で英名はCarolina silverbell。
枝張り4mほどの大株は満開、大きくなったなー
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この花を見れば納得する英名ですね。
ちなみに、札幌市内でもたまに見かける同じエゴノキ科のエゴノキ(Styrax japonica)の英名はJapanese snowbell。
ちなみに、ちなみに、もうすぐ咲く同じエゴノキ科スティラクス(Styrax エゴノキ属)のハクウンボク(Styrax obassia)の英名はFragrant snowbell。
ベル、ベル、ベル、リンリンリンですね。
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そしてヤブデマリ‘マリージー’(Viburnum plicatum‘Mariesii’)。
これも4mほどの横張りの樹形に育ち装飾花が満開。
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秋の赤い果実も見事だろうなー

いやー楽しかった。満足、満足。
やはり短い年月でも、確実に育って見応えのある株になります。
世の中、最近新しい庭ではどこもナツツバキ(シャラノキ Stewartia pseudocamellia)ばっかりのような気がするほどですが、このワンパターンはどうにかならないかと思います。
嫌いではないのですが、どうもナツツバキは北海道らしくない、本州の方が似合うような気がします。

あれもこれもと駆け足で見ているうちに、どひゃー、13時からの講習の時間がもうすぐ、猛スピードで会場へ、ぎりぎりセーフ。
結局団子より花、昼飯抜きでした。
講習に参加していただいた方、テンション上がらない語りで申し訳ありませんでした。
お腹ペコペコだったんだもん。
でも楽しかった!
by geesgreen | 2009-05-26 04:47
プロの技
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昨日はイコロの森のバラの剪定に行ってきました。
剪定と言ってもまだ植栽2年目なので、剪定ではなく枯れ枝切りです。
やはり山ほど凍害枝は出ましたが、今年は冬の気候と冬囲いのせいで昨年よりかなり枝の歩留りがよい。
来年あたりから本格的な剪定ができそう、楽しみです。

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ローズガーデンの横のナチュラルガーデンでは、あの枝張り4m超のクロフネツツジの大株が数輪開花し始めていました。
北海道でも最大級のクロフネ、満開時は見事でしょう。
昨年は移植したばかりで樹のためにかなり花数を制限したので、本格的な開花は今年が初めてということになります。
それにしてもこれだけの大株を一本の枝も枯れることなく活着させるとは、何とも見事な移植術です。
後ろのニオイヒバの垣根然り。
どちらも川原花木園さんの技ですが、私たちは豊かな緑、満開の花を漫然と見てしまいますが、その陰にはどれほどご苦労があったことか、想像に絶します。
川原さんは最近時々胃が痛むとのことですが、当然ですね。
最善の方策を選び、確実に慎重に事を進める、園芸には不可欠な要素です。
何事も「まあいいや」はダメですね。見習わなければ。

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同じナチュラルガーデンの樹林下ではオオチョウガマズミ‘オーロラ’(Viburnum carlesii 'Aurora')が満開でした。
甘い香りを放っていました。
ウィブルヌム(ガマズミ属)は、お馴染みのオオデマリ(V. plicatum var. plicatum)やカンボク(V. opulus var. calvescens)などの他にも、魅力的な園芸品種も多数あります。
耐陰性があるのでもっと庭で使われてもよいと思います。
生長も比較的ゆっくりなので、じっくり作り込んだ大株は見応えがあります。

イコロもこれから年を重ねるごとに見応えのある場面が多くなりそうです。
プロの技を駆使して是非そうなってほしい、そう強く願います。
by geesgreen | 2009-05-22 05:00
いたずらカラス
昨日の朝、自宅の水やりに外に出ると、ガサガサと物音とともに大きなカラスが何かの小枝をくわえて飛び立ちました。
どうも見覚えのある小枝、もしやと思いブナの寄せ植え盆栽の所へ。
ブナの新梢でした!
うへーっ、勘弁してよー
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上の写真がその現場ですが、くわえていった他にも数本の小枝が落ちていました。
うーん、数少ない貴重な下枝かよー
この他にもホップのツルの先も何本か切られています。
電柱に作ったカラスの巣のせいで停電になっている云々が報道されていますが、これは巣づくりの材料ではないでしょう。
完全な遊びです。
他にも枝はいっぱいあるのによりによって盆栽とは。
これ以上やってくれるなと願いますが、カラスにはかなわない。
まあ、自然形の盆栽なので、カラスの手が入るのも仕立ての一つと思ったほうがいいかな。
でも、切るんだったら全体の樹形を考えてよ、カラスさん!
by geesgreen | 2009-05-20 03:56
続・春の紅葉
昨日アカイタヤ(Acer mono var. mayrii 別名ベニイタヤ)のことを書きましたが、その続き。
昨日拓殖大学の授業前に、深川の戸外炉(トトロ)峠からさらに道道79号深川豊里線を上って脇道の林道へ。
徒歩で林の中を少し歩きました。
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15mほどのアカイタヤが数株。
写真では伝わりにくいですが、キラキラと光を放つようなその姿は林の中ではとくに目を引きます。
どれも枝先にはびっしりと黄色の花を付けています。
うーん、すごい! 感動しました。
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考えてみれば今まで園芸シーズン真っ盛りのこの時期に、公園や庭の木々は見ていても、じっくり自然の木々を観察することはなかったような気がします。
春の紅葉、ハマりそうです。
by geesgreen | 2009-05-16 04:11
春の紅葉?
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昨日一泊して羽幌から戻りましたが、行き帰りの道中に山の木々の若葉を楽しむことができました。
思いのほか新緑の色彩にはバリエーションがあり、場所によっては秋の紅葉に匹敵するほどです。
とくに赤茶、ブロンズ系の葉色が利いています。
カツラ(Cercidiphyllum japonicum)と、イタヤカエデの基本種エゾイタヤの亜種アカイタヤ(Acer mono var. mayrii 別名ベニイタヤ)の葉色と思います。
どちらも春は赤色、夏は緑色、そして秋は黄色になります。
信号みたいですね。
里(街なか)ではカツラはもうほとんど緑の葉になっていますから、春のこの赤茶の葉色の時期は一瞬でしょう。
秋の紅葉よりも見頃は短いですが、春の紅葉スポットももっとアピールされてもよいと思います。
それほど美しく、堪能できますよ。

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羽幌を出てすぐ、国道沿いのお宅の庭です。
海岸沿いのカシワ林横にある傾斜地の庭です。
チシマザクラが満開で思わず車を止めました。
池周りに数多くのチシマザクラが植えられています。
白花だけでなく紅色を帯びたものまでいくつかのバリエーションがあるようで、時間をかけて集め、丹精込めて育てられてきたものでしょう。
安直なものより、こういう庭に感動します。
北海道の田舎の庭もまんざらではない、いや田舎だからこその景観です。
何か嬉しくなりました。
by geesgreen | 2009-05-15 04:48
すぷりんぐふらっしゅ!
昨日は街なかと新さっぽろで講習連続2本。
ひたすら喋り続けました。
今日はこれから羽幌へ一泊で、補植用のバラの納品と技術指導。
その次の日は拓殖大授業。
そして…
その合間に原稿3本。
そんな関係で、諸々の飛び込み、新規のご依頼はお断りしています。
ごめんなさい。悪しからず。
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朝、Gee'sに行く途中に見たハナカイドウ(Malus halliana)。
花付きよいのであちこちで目立っています。
写真の株はまだ若木で、あまり切り詰めないで育ててほしいものです。
今のこの時期は、エゾノコリンゴ(Malus baccata var. mandshurica)やクラブアップル(Malus cv.)などのマルス(Malus リンゴ属)が主役かもしれません。
サクラがまだ残りライラックが咲き始め、フジの花房も大分大きくなってきました。
毎年、春と初夏の花が重なっているこの時期、まさに、すぷりんぐふらっしゅ!
体ついていかないなー
by geesgreen | 2009-05-13 05:26
ウイルス
ついに日本でも新型インフルエンザのウイルスが検出されましたが、Gee'sでも発見。
とは言ってもバラのウイルス。
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昨日水かけしていて、一株の葉に白い斑が入っているのを見つけました。
典型的なウイルス症状です。
緑の部分も多少濃淡が見られますが、それが進んで一部分が白い斑入り状になっています。
品種はノアゼットの‘パヴィヨン ド プレニュイ’(Pavillon de Pregny)です。
ウイルス株はこのノアゼットやハイブリッド ムスクに多く見られるような気がします。
どちらも苗の時は枝が細く弱いので発症しやすいのではないでしょうか。
バラにも一部ノイバラやテイリハノイバラで斑入りの品種もありますが、これは突然変異のものでウイルスとは異なります。
シュートが発生して育ってくると隠れてしまいますが、やはり潜伏はしているのでこの株は処分してしまいます。

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斑入りといえば、少しモミジの品種を集め始めました。
モミジの園芸品種には、いろいろな斑入り葉、葉形があります。
もっとも江戸時代からの品種も多く、生産・流通段階での品種名の混乱もあり、ちょっと怪しいものが多い。
モミジはカエデ(Acer アケル)なので、正確にはカエデモミジあるいはモミジカエデと呼ぶべきでしょうが、江戸時代からの品種はほとんどがイロハモミジ(Acer palmatum)の園芸品種です。
イロハモミジは英名でJapanese Maple、まさに日本を代表するカエデです。
モネの庭にも使われてますが、外国で見るモミジの使い方はどうも変、西洋人のモミジの使い方にはどうも違和感あります。
日本人こそ巧く使いこなせるものだと思います。
一部Gee'sのショップに並べましたが、数株売れました。
あまり切り詰めないで大きく自然形に育ててほしいものです。

品種が多いだけに、ハマると結構膨らみます。
いい加減にしないと、今にバラがモミジに替わってしまいかねません。
でもモミジ専門店もいいなー
by geesgreen | 2009-05-11 04:08
サクラ二題
昨夜の雨で今朝は久し振りに水かけのない朝です。
でも十分とはいえず、日中は晴れるようなので、ものによっては昼間の水かけ必要かな。

朝の日課がなかったので、近所を一回りしてきました。
あちこちのサクラも最盛期を過ぎてやや葉桜状態ですが、遅咲きの八重ザクラがいい時期かなと思って南4条の桜通りに。
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やはり今がいちばんの見頃でした。
もやった円山の借景も効いています。
八重ザクラとはサクラの八重咲きの品種の総称で、オオシマザクラから改良されたサトザクラ(Prunus lannesiana var. lannesiana)とよばれる園芸品種群やオオシマザクラ系以外のものも含みます。
この道路は中学時代の通学路でしたが、今や隠れたサクラの名所になっています。

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次は彫刻美術館すぐ横のシダレザクラ。
朝早くてちょっと暗い写真ですが、やはり今が見頃です。
このお宅のシダレザクラが見事なので、この近所では次々に植えられました。
見事な株に育つと、次々に広まるのは他の植物でもよくありますよね。
なお、基準品種のシダレザクラ(Prunus pendula f. pendula)はイトザクラの和名がありますが、これも野生種ではなく園芸品種です。

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ついでに近所のシャクナゲ。
ハクサンシャクナゲ(Rhododendron brachycarpum)が満開です。
このお宅はシャクナゲ好きで、それもハクサンシャクナゲだけといってもよいほどの庭です。
やや日陰でもあるので、的を得た選択と思います。
とくに今朝のような雨上がりのもやった時には最高の表情を見せます。
そういえば、この辺りにもシャクナゲ増えてきたような気がします。
インフルエンザの拡散は困りますが、植物はよいですよね。
きっとその地に合ったものが選ばれ、根付き、広がるのでしょうから。
by geesgreen | 2009-05-10 06:54
母の日
今度の日曜は母の日ですね。
世の中の花屋さんは一年でいちばんの繁忙期になります。
切花屋だけでなく園芸店も定番のカーネーションの他、最近はアジサイなど他の花も何とか母の日に引っかけて、どうぞ、どうぞって感じで華やかになります。

でも我がギーズはバラがほとんどのせいもあり、どこを見てもほぼ緑。

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花が咲き出したら色とりどりにはなりますが、今の時期の生き生きとした新芽の緑は好きです。
一様に緑ではなく、
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総じてオールドローズなど一季咲きは緑、

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HTやFl、Gr、モダンシュラブなどこてこてのモダンローズは赤い新芽が多くあります。
この時期、まだ病害の心配もなく、肥料が効いて元気もりもりです。
でも、そろそろ注意が必要になりますね。
今年はモダンローズが多いので、どうなることやら。

そんなこともあり、今年はハーブ類各種が充実してます。
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バラのコンパニオンプランツとしての期待です。
全部で80種類くらいあるでしょうか。
全部にギーズのAnnaさんお手製のラベルが付いています。
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ハーブ名も付けていますが、あくまで学名をドーンと表記。
よし、よし、そうでなくっちゃ。
もりもり育ってきたらバラの間に置きたいのですが、もう完売のものもありますので、お求めはお早めに。
母の日にはお母さんのイメージのバラとハーブをプレゼントなんていうのはどうでしょう。
でも、そういう客層ではないなー
by geesgreen | 2009-05-08 04:38