イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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マンリョウとイスラム原理主義
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昨日行った飲み屋に置いてあった白実のマンリョウです。
マンリョウは今回の花新聞での特集で関わったこともあり、「おっ、あるある」という感じで写真撮りました。
一坪ほどの内玄関にこそっと置いてありましたが、和食の店なのでとても似合ってました。
6寸の2株寄せ植えのボリュームある株で、モダンな黒のセラミック鉢、赤実ではなく白実を使ったところがにくい。
暖房が入らず、外気の冷気にも当たらないので長く楽しめるでしょう。

ただ、マンリョウのこの手の流通ものはこの仕立だけなのでしょうがないのですが、できればもっと自然形のものだとなおよいと思います。
この姿は今年だけで、来年は枝の先端部分に花をつけ、実を成らせるので、かなり腰高になります。
その方がより自然な感じがしてよいです。
でもそんな株を見ることは全くと言っていいほどありません。
きっとみんな駄目にしているんでしょうね。
この株もご用が済めば、さよならかな。
一年育てたものだともっともっと強く訴えかけてくるんだけどなー

中東では連日のようにイスラエルとハマスの報復合戦が行われています。
一般住民の犠牲者もかなり多く出ています。
昨日はお正月の買いものに付き合いましたが、すごい混みようでした。
夜には酒を飲み、どうでもよい話をしている。
こんな明らかに理性を失っている、どうしようもない矛盾の中で生きている。

どう折合いをつけていけばよいのかはわかりませんが、とりあえずじっくり植物と付き合っていきます。
植物から感じる力、内なる直感、誰に聞くでもなく自分に聞く、ささやきつづける音に耳を傾け、全身全霊でその囁きを感じ取って、生きたい。

ごめんなさい。
暗い、変な方向に行っちゃいました。年の瀬だからかなー
まだ今日と明日あります。
がんばろっと!
by geesgreen | 2008-12-30 05:46
雪かき
昨日は皆さん雪かき三昧だったと思います。
一昨日は雪もほとんど消え緩んでいたので、今年の札幌の冬囲い可能最終日は12月25日だっということになりますね。
だからどうだってことはないのですが、何事も先送りしなければならない身としては、「あわててやる必要はない」との逃げ口上にはなります。
昨年は12月13日が根雪開始日ですから、今年は随分遅かったとは言えます。

それにしても昨日の雪は重かった。
東北の雪のようでしたね。
3、4年前からこの傾向がありますが、暖冬との思いがいちばん感じる現象かもしれません。昔は春先だけでしたが、湿雪の頻度が多くなっています。
今に冬囲いの手法も東北並みにしないといけないかもしれません。

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そこで活躍するのはママさんダンプです。
(上の赤い大型のものは自分用、黄色の少し小型のものは家内用、手前のミニ版はかわいもので実用ではなく飾りものです。)
「ママさんダンプ」はプラスチック製のスノーダンプを開発した新潟のメーカーの登録商標とのことですが、男性向きに改良された「パパさんダンプ」も販売されています。
ジョイフルなどで売ってますが、これは東北の屋根の雪下ろし用で、大き過ぎて北海道の平地での使用には不向きです。

ママさんダンプを効率的に使うには、何と言っても滑りをよくすることです。
今は専用のスプレーになっているクリアーラッカーも売られていますが、昔はよくスキーのワックスを暖めたものを塗ったもんです。
滑りがよいと移動がスムーズで雪離れもよく、1.5倍くらい能率が上がるような気がします。
我が家のママさんダンプも毎年ギンギンに塗り込みます。

さらにママさんダンプで効率的に雪山を作っていくには、ただやたらにぶちまけてはいけません。
放物線を描くように毎回、少しずつ傾斜を急にしてスロープを延長していきます。最初はやや急に、先端はほぼ水平になるように傾斜を調整します。
この時、斜面を確実に足で踏み固めていくことと、スロープを自分に合わせて押し上げられる限界の角度にすることがポイントになります。
そうしていくと、ある時スロープの先端は崖の上状態になります。
こうなれば崖から雪を落としていけばよいので非常に楽になります。
これでまた能率が1.5倍くらい向上します。ワックスと放物線スロープで3倍の能率向上になりますとはウソですが、かなり楽にはなります。
そんなにマニアックになる必要はないのですが、全く生産的ではない雪かきは、いかに効率的に行うかの頭脳的な要素を入れるか、はたまた精神修業と思わなければやってらんないですからね。
その両方があれば結構楽しいもんです。

今朝も結構積もってます。
これから出動します。
理想のスロープ目指します。
by geesgreen | 2008-12-27 05:51
Astro Boy
先日車で走っていたらあの0123のアート引越センターの大型トラックが目の前を横切り、その車体にドラえもんが荷物を運んでいる姿がどーんと。
よく目にしているのですが、改めて目前で見ると何ともかわいい!
特別ドラえもん好きではないのですが、あの丸々とした姿が何ともかわいい。とくに後ろ向きで振り返っている姿がかわいい。お尻の赤い丸もかわいい。
どうしてだか昔からかわいもの好きです。
おじさんになるとかわいもの好きになると言われますが、それはちょっと違う意味で、私は昔から好きなのです。

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とくにこのアトムは好きです。
アトムのフィギュアはいくつか持っていて、このアトムがいちばん好きです。
娘が小さい時には、このポーズをしてもらい、感涙してました。
着ぐるみ買うから着てほしいと頼んだこともありましたが、それはさすがに無視されました。もっとも娘が高校生くらいの時でしたから当然ですが。

この手のものが何でも好きかと言えば、そうではありません。
〜ちゃん、〜君みたいな安易なキャラクターものは見たくもありません。
基準はないのですが、ドラえもんにしても、アトムにしても、ポン・デ・ライオンにしても、どれもキャラクターデザインの完成度が高い。デザイン的な質の高さを感じます。

それに比べ、最近よく見る工事現場でのあのカエルの防護柵、あれは勘弁してほしい。
発案者は足の形状をカエルに結びつけた時には歓喜したでしょうが、軽々しい緑色が目立ってよいのか、「無事帰る」にひっかけているのかはわかりませんが、デザインの質が違います。子供受けすればよいというものではない。
とくに自然の多い景観の中にあれがずらーっと並んでいるのを見ると、どうにも許せなくなります。
そんなに熱くならなくてもーと言われそうですが、公共的な使われ方が多いので問題は小さくはないと思うのです。

クリスマスなのに何言ってるんでしょうね。
メリークリスマス!
by geesgreen | 2008-12-24 07:00
続・クライミング オニオン
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前回紹介した大タマネギのツルは、この4日間で2.5倍ほど伸び、今朝測ってみると41㎝ありました。
なんてことはどうでもよいのです。
今日のダシにしただけです。タイトルも冗談です。

この一週間、正確には先週の火曜日からですが、何も予定を入れず、飲み会の誘いも断り、ずーっと家にこもって原稿書いてました。
今朝さきほど文章の方はとりあえず書き上げました! 今日デザイナーさんに送ります。
この先どうなるかまだ不確定なので、詳しい内容はお伝えしませんが、一年前くらいに依頼されたバラの単行本の原稿です。
文字出稿校正が11月上旬の予定でしたから、1ヶ月半くらい遅れたことになります。
どうせ、余裕もって設定しているんだろうとの思いもあり、遅れに遅れました。ごめんなさい。
一度ラフにまとめたのですが、どうも言いたいことが書けてなくて、再度全面的に書き直しました。それでもまだまだおもしろくない。これからもあちこち手直しが必要です。
引き続き数十枚のイラストの下書きがありますが、これはそれほど苦にならないので年内には終了できるでしょう。酒飲みながらでもできますから。
年内脱稿、どうやら果たせそうです。

この間、外に出たのは気晴らし兼ねての犬の散歩と、ご飯食べに出たぐらいで、髭も剃らずまるで浦島太郎状態です。そのせいでインフルエンザとも無縁でしたが。
今日は、一昨日ドイツから輸入するバラの代金の明細書がやっと送られてきたので、送金に行きたいと思っています。
今朝のレートでは1€124円。昨年の支払いでは1€162円でしたから、1,620円のものが1,240円で入る計算になります。25%ほど安く入ります。
ドル安の方がもっと大きいので、アメリカにも支払ってしまいたいのですがまだ最終的な金額が来ていません。
円高の今のうち支払いたいのですが、この時期向こうはクリスマス休暇でお祭りでしょうから期待はできないなー

クリスマスと言えば、今年も近所のイルミネーションが始まりました。
山の手の一角ですが、その辺りは市内でも結構派手にやってるほうだと思います。
小学校が近く、小さい子供のいるお宅でしょうが、ますますエスカレートしているような気がします。
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そのそばのお宅の玄関に置いてあったフウチソウのコンテナです。
上に屋根があるので一冬中この状態でいけるでしょう。
枯れ草の風情、好きです。
イルミネーションよりこちらの方に目がいってしまいました。天の邪鬼ですかねー

昨日神奈川であった暴走族の拳銃強奪のニュースで、コメント言ってたオジサンの庭で、垣根の赤花のサザンカと庭木の白花のサザンカが咲いていて、その横で薄紫のバラが数輪咲いてました。
立ち性なのでブルー ムーンかマダム ヴィオレかなー、サザンカとバラが一緒に咲くかー、うーん。

この一週間、できるだけブログは書かないようにしてました。
原稿は進まないのに、ブログはいくらでもいけます。
書きたいこと書いているからなんでしょうね。
ってことは、やっぱり書きたいこと書いてないんだ。
また原稿書き直したくなりました。
by geesgreen | 2008-12-22 07:30
クライミング オニオン
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我が家にある大タマネギが、数日前から起きだして緑の茎を伸ばしてきました。
ボウィエア ウォルビリス(Bowiea volubilis)というユリ科の鱗茎植物で、和名「タマツルクサ」、多肉植物名「蒼角殿」、英名でClimbing Onionといいます。
夏期休眠型の多肉植物で、夏は雨に当てないで断水していました。
寒くなるまで屋外の屋根下に置いておき、11月に入室して、数日前に活動を始めた訳です。
半年ぶりの起床です。
これから冬中茎を分枝させながら伸びていきます。
支柱が必要ですが結構賑やかに茂って、目立ちませんが緑色の小さな花をつけます。

昔からある変な植物ですが、どういう訳か30年来いつも育てているような気がします。
同じ株ではありません。分球してしまうと面白くないので、どこからかまた別の球を入手して大球に育てます。
どうしてかはわかりませんが、長く育てているんだから好きなんだとは思います。

全くのこじつけですが、先が読めない刻々と変化する人間社会とは無縁で、何にも影響されずしっかりと自分のペースを守っている、そんなところに無意識に共感しているのかもしれません。
でも、床に置いているので、家内が「あっ、ぶつかって折っちゃった」となるような気がしてなりません。
日の当たる安全な場所に移して、半年ぶりに今日から水をやります。
by geesgreen | 2008-12-18 06:00
アロマツバキ
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Gee'sで咲いている‘みやす姫’という香りツバキです。
ツバキは香りがないものと思われていますが、「香りツバキ」という品種群があります。
有香種として知られる沖縄や台湾に自生するヒメサザンカ(Camellia luchuensis)をベースにしたものです。
小輪多花性、小葉で枝も細く、本州では単木の庭木としてよりサザンカなどと同様に垣根での利用に適すものと思いますが、枝が多少暴れやすく、やや寒さに弱いこともあり、鉢植えで楽しむのには最適でしょう。
また、ヤブツバキ系などと異なりヒメサザンカの血を引くことから、ツバキのボテッとした感じがなく、洋風の場面にも非常に似合います。

以前、百合が原公園の椿展で「香りツバキ」を集めたコーナーを設けたほど「香りツバキ」の品種を集めたことがあります。
‘春風’、‘衣通姫’、‘港の曙’、‘港の春’、‘フラグラント ピンク’、‘シナモン シンディ’などどれも花付きよく魅力的でした。
当時は西武が舞鶴に世界最大級のツバキ園を作り、苗の卸もしており、そこから入手したものもかなりありました。
その後西武が本体の経営悪化のため撤退、現在は舞鶴の財団が運営しているようですが、おそらく品種維持で精一杯で、昔のように生産〜卸はしていません。
昨年改めて「香りツバキ」の品種を探しましたが、生産者も少なくなり、ようやく数品種だけ入手しました。

現在ツバキの世界では有香種も含めてアメリカが育種の先端をいっています。
今にツバキもアメリカから輸入することになりかねません。
とくに有香種も含めて小葉系のものは、栽培が容易で、花付きがよいことから、鉢植えの花木としては非常に魅力的です。
ツバキですから当然冬の加温は最低限でよいし、夏場の日照量も必要としないことから、場所は選ばず省エネ型の生産ができます。
本州ではどうしても庭木としてのイメージがつきまといますが、そんなしがらみがない北海道では洋種ツバキを含めて従来のツバキのイメージとは異なるツバキの育種、生産には向くと思うのですが。

もう少しで本家のヒメサザンカも開花します。
清楚な白花が多数開花すると、甘い香りに包まれます。
またお知らせします。
by geesgreen | 2008-12-15 06:12
バナナの切花
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昨日Gee'sの切り花ショップに入っていたバナナの切花です。
温室での地植えではよく見られますが、切り花では初めて見ました。
同じバショウ科のゴクラクチョウカ(Strelitzia reginae)やヘリコニア(Heliconia)の切り花はたまに見ますが、バナナも切り花になるんですね。
高さ1m以上あります。
変ですが面白いです。
ガラスのキューブの容器に入れられていましたが、存在感あるのでいろんな使い方ができそうです。
輸入品も出回るそうですが、これは国産とのことで、沖縄辺りから来たのでしょうか。

先日久しぶりに花き市場に行って来ましたが、季節的なこともあるんでしょうが鉢物は定番のポインセチアとシクラメンばかりで、欲しいものなかった。みんな同じ顔に見えてしまいました。
定番は必要ですが、あまりにバラエティに乏しい。
切り花の方がよほどバラエティあります。
生産性や流通などで種類を絞った規格品が主体になるのは理解できるのですが、あまりに狭間を狙ったものが少なくなっています。
余力がなくなっているんでしょうね。遊びのものがほとんどなくなってます。
つまんないです。
最近、種苗、生産、流通、各現場での閉塞感が気になります。
消費低迷などで悶々としていますが、消費者のニーズとの乖離が自覚されず、ピントのずれた問題意識で議論されている気がしています。
極論ですが、一旦オランダと手を切ったらどうでしょう。大手種苗会社とも。
そこから周りを見回し、自分の目で植物を選び、自分のやり方で作る、きっと面白い展開になると思うのですが。

それにしても、このバナナ、小売4,000円くらいとのことですが、売れるのかなー
by geesgreen | 2008-12-11 05:55
根雪
札幌の昨日の雪は根雪になるでしょうか。否ですね。
札幌の根雪開始の平年値は12月5日ですからもう根雪になってもよいのでしょうが、今日から明日、明後日とまた気温が上がり雨予想なので、きっと全部融けてしまうでしょう。
初雪、手稲山の初冠雪も平年より10日ほど遅いので、根雪開始も来週あたりかなと思っています。

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昨日の我が家に置いてあるポット植えのバラです。
来年販売用の国内仕入もので、11月に入荷してポット植えしたものです。
植えたばかりなので、寝かせず立たせたまま雪の下にします。枝もまだ伸びていないので枝折れさえしなければ大丈夫です。
今週もう一度入荷しますが、国内ものはそれが最後になります。それもすぐに植えて雪の下にします。
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根が張っている今年育った株はこんな風に横倒しです。

昔は裸根も含めてほとんどが雪の中で春まで保管されていましたが、入荷時期や作業上の絡みで最近はハウス中での越冬も多くなりました。
でも、やはり雪の中が安全です。
雪の中に入っている分には、温度も湿度も安定しています。長期間人工的にそんな環境を維持するのは結構難しいことです。

ただ、安定した根雪になるまでが心配です。稀に積雪が遅く、本格的な低温が続く年があり、そんな年は枝の長さに関係なく凍害を受けることもあります。
今年は雪が遅いものの、11月からの気温の下がりがそれほどでもないので、今の所は問題はないのですが、これからが少し心配です。
ただ、当てにならない長期予報では12月も例年より気温が高めとなっているし、より当てになる自分の感じでも気温の下がりがあまいようなので、まず大丈夫と思っています。

まだ屋外の片付けも残っていたり除雪の関係もあり、そのためには少しでも根雪が遅れてほしいし、植物のためには早く根雪になってほしい。
全く勝手なもんです。どっちなんだよ、ときっとお天道様はにらんでるでしょうね。
by geesgreen | 2008-12-08 05:09
バラの切花
先日バラ切花生産の取材で当麻町に行ってきました。
当麻町のバラ切花生産は昨年年間94万本の出荷とのことで、道内では最大規模、まさにバラ切花生産のメッカです。
おじゃましたのはその中心的なメンバーで、当麻町花き生産組合の組合長でもある小倉正夫さんのお宅です。
温厚な方なのですが、非常に研究熱心で経営にかける熱い思いが伝わってきました。
当麻町のバラ生産は小倉さんと黄木実さんという両人が大御所的な存在で、牽引役です。
黄木さんは昔矮性のシャクナゲの生産をしていたはずで、だいぶ前にお会いしたことがあり、シャクナゲ生産について熱く語っていただいた記憶があります。
相変わらず熱くやっているんだろうなと思いますが、やはり主産地の現場の人は熱い。

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バラの切花はハウス栽培ですから、ガーデン用とは栽培方法も品種も全く別ものです。
上の写真は小倉さんが作っているイプノーズ(Hypnose)という品種で、自分的には非常に好きな色みです。イプノーズとは幻惑、陶酔、催眠という意味みたいで、そんな色合いですよね。
京成が扱っていますがオランダの世界的なバラ育種販売会社オライ ローゼン社育成のものです。
バラの切花は現在でも赤、ピンク、黄色が定番で、このイプノーズのような品種は例外で、小倉さんも「こんな色が売れるのかいな」って感じでした。
ガーデン用のバラはお決まりのメイヤン、コルデス、タンタウが御三家でしょうが、切花の世界はオライ ローゼンの他、セレクト ローズ、インター プランツ、デルイター、スクルールス、ヒルベルダなどのオランダの育種会社が主流になっています。
切花品種は施設栽培を前提に育種されていますから、ガーデンで育てるのは無理があります。
ですから切花用品種とガーデン用品種はきっちりと分けられています。
ですが、最近セレクト ローズやインター プランツなどのオランダの品種も多少ガーデン用として流れてきています。
ちょっとまずいなと思っています。

小倉さんにお尋ねしましたが、切花用品種は香りは選択肢には入らない、香りが強い品種は生産性が悪いとのことでした。
切花品種は、剣弁高芯でステムが長く生産性が高いことが絶対条件ですから、香りまでは欲張れないのでしょう。
ハウス栽培だから香りが弱いのではなく、品種の特性なのですね。

切花用とガーデン用はやはり別ものです。
どちらがどうのという訳ではなく、きちっと分けられるべきと思います。
庭や家のテーブルの上では太陽の下で育った香り高いバラを愛で、結婚式の席では凛とした一点の乱れもない切花が飾られる、そんな感じでしょうか。
圧倒的に切花用に占められたユリのようになったら大変ですから。
by geesgreen | 2008-12-05 06:04