イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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熱情の赤
f0160407_5293290.jpg
自宅でまだしぶとく咲いているバラです。
アンダルシアン(Andalusien)、1976年ドイツ、Kordes作出のフロリバンダ。
同じ年1976年のADR受賞花なので耐病性にも優れるはずですが、日本では若干ウドンコが発生するのかな。
濃緑の葉質からして耐病性は強いと思うんですが。
日本で最大手のKバラ園芸(イニシャルにする意味ないか)からの苗木ですが、もしかして耐性ができてしまってるのではないかと疑っています。
確証はないものの、どうも日本の苗木はとくにアメリカなどと比べて耐病性が弱まっているような気がしてなりません。

赤花ですが、一番花から結構濃いめで、この時期はさらに濃い色になります。蕾の黒さ加減も良いです。
名前の由来は不明ですが、スペイン最南端のアンダルシア州からと思います。土地がらの熱情とか、情熱とかのイメージからでしょうか。
この花色は本州では望めない、もっとボケてしまうでしょう。この手の花色は北国でこそ本来の発色が見られます。
他の色と離して複数株を植えるとより効果的と思います。
本当に連続開花性に優れ間断なく花を付けます。濃緑の葉と花色が場面を引き締めてくれるでしょう。

ここ数日で近所でも少しずつ冬囲いをした庭が目立ってきました。
ただまだ日中は10℃以上の気温です。
落葉する前のツツジなどがしっかりと結束されているのを見ると、まだ早いなーと思ってしまいます。株中は日中かなり蒸れるでしょうし、逆に休眠が遅れます。
強い霜が来て、落葉樹が葉を落としてから囲うのが常套です。
例年札幌では11月中旬がベストでしょう。今年はもう少し遅らせてもよいかもしれません。
まだまだバラも咲いてます。最後の花まで楽しみたいものです。

昨日書いたブログの件、
長くて「うっ」となりませんよ、とのメールいただきました。
ありがとうございます。
どうも短く終わるとフラストレーションが溜ります。
励ましのお言葉に甘えて、やはり書きたいことを書きたいだけ書かせていただきます。
もっとも家内には「変わるわけがない」と、見透かされていましたが。
by geesgreen | 2008-10-31 05:37
秋に咲くハマナシ
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昨日近所で咲いていたハマナシ。
この他にもう一輪同じ株に蕾がついています。
初夏から秋口まで結構だらだらと咲きますが、自然界ではこの時期に咲くことはまずありません。
街なかや緑地帯や庭に植えられているものは稀に雪前まで花を咲かせることがあります。
気候的条件と遺伝子的なことだと思います。

でも、そもそもハマナシの開花期は海外ではrepeatとされる場合がほとんどです。
確かに開花後枝を切れば脇枝に花を咲かせる場合が多いし、いかにもハマナシ然としたハマナシの園芸品種でもフロリバンダ並みに楽に3度咲きするものもあります。
いずれにせよこれだけの耐寒性、強健性があり、しかも繰り返し咲かせるバラの原種は他にはなく、海外での育種家の興味を惹き付ける理由が理解できます。

バラの開花期を表現するのに、一季咲きはよいとして日本では「四季咲き」、「繰り返し咲き」、「返り咲き」、「二季咲き」などが使われますが、これが分かりにくい。そもそも・・・

おっと、また長くなりそうなので止めます。
自分のブログを見ていて、ひどくくどい、えらく長い、文字量が多い、見た瞬間うっとなって読む気しないのではないかと思っています。(そう、そうという声が聞こえてきます)
で、なるべく簡潔にします。
今日はこれでおしまい!
by geesgreen | 2008-10-30 04:30
バラの輸入
昨日も一日中バラの輸入の諸々やってました。
ちょっと前の4時前にボタン押して送信したメールで、とりあえず注文は一段落。
肩こりでバンバンです。
世の中、株の暴落、円高でパニック状態ですが、こと輸入ものに関しては追い風、今のうちに早めに決済してしまいたいのです。
売値は支払い時の単価で計算するので、このままでいくと今年よりかなり安く設定できそうです。

昨年はドイツとアメリカのナーセリーから輸入しました。
ドイツのS社は、10年ほど前にドイツの他の業者を訪ねて行った時についでにのぞいて、その品揃え、品質が忘れられず、昨年改めて連絡しました。
とくにオールドローズは充実していています。
オールドローズは、何と言ってもイギリスのPeter Beales社がその取扱い品種数で世界でも群を抜いていますが、実際には注文しても翌年またはその次の年とずれ込むものが多くあります。
注文受けてから増殖をかけるものも多いと思われます。いー商売です。
ですがドイツのS社は確実に在庫を確保していて、ガリカ60品種全部OKなくらいです。
本来は海外への卸しはしないのですが、北海道の気候と日本の流通の特殊性を伝え、やる気になってくれました。

でも輸入はリスクを伴います。
昨年アメリカから入れた苗木は、入国時の植物防疫検査でセンチュウの件で引っかかり、金額にして20万円ほど焼却処分に。
パチスロ好きのKの「一晩で20万すられることもある」の言葉に励まされ(?)、無理矢理自分を納得させました。
アメリカからはとくにブドウオオハリセンチュウの移入が問題になっていたようで、出国先のアメリカの検査ではOKでも日本の厳格な検査で何らかのセンチュウが見つかれば全てアウト。去年、一昨年はOKだったのですが・・・
BSEの問題も絡んでいたようで、とくにアメリカからのものには厳格でした。
先方には瑕疵はないので、こちらでかぶるしかありません。
輸入は、輸送の段取りや保管の温度、湿度などに気を使い、受け取るまで胃がキリキリします。
できれば国内ものでと思いますが、残念ながら北国で使うにはその品種構成に納得できず、輸入の手段を選んでしまいます。かなり妥協して選んでみたとしてもです。
今回もまたアメリカから入れますが、どうなることやら。
でも今回とくに四季咲き性の自根苗の品種にいいものあります。無事に顔を見たいものです。

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色気がないので、最後にまた紅葉の写真を一枚。
レンゲツツジです。
花時期以外はあまり気にかけて見ないのですが、日当り、条件が良ければ紅葉も良いです。
個体によって色付きが異なり、そのグラデーションが何とも言えない。
昨日手稲山も初冠雪、例年より11日遅いとのことですが、街なかの紅葉もそろそろ終わりを迎えています。
by geesgreen | 2008-10-28 05:11
Minnesota Tip Method
昨日豊平公園でバラの冬囲いの講習をしてきました。
今季もあちこちで何回か冬囲いの話していますが、昨日は久しぶりにMinnesota Tip Methodの話しをしました。
アメリカやカナダでは、Winter Protection(冬囲い)の方法を尋ねると必ずと言ってよいほどMinnesota Tip Methodという言葉が出てきます。
ミネソタ手法とでも訳せばよいでしょうか。

f0160407_531718.gif

上の図がその方法です。
枝を束ねて横倒しにし、地面に埋めます。上に出ているのは目印の紐です。
雪が少なく北海道よりはるかに厳寒の地で考えられた方法です。
何だ昔から北海道でもやっている株倒しじゃん、と思われますが、違います。
詳細は省きますが、枝は極力切らない、根はできるだけ傷めない、この二点が重要です。そして、すっぽりと地面に株を埋めてしまうことも。
スコップで根を切りながら倒す訳ではなく、図にもあるようにフォークを使うことが強調されています。
もちろん全てのバラが対象ではなく、主に耐寒性に不安があるブッシュローズが主体で、気候の異なるそれぞれの地域で対象とする品種が見極められています。

昨年から雪が少ないところでのバラに関わっていますが、品種によってはこの手法を導入しようと考えています。
根を傷めないで立たせたまま何とか越冬させるのが理想ですが、植えてから間もない株に対しては容易に行えるでしょうし、一冬生き残った枝は充実して翌年からはかなり歩留りが高まります。最初の年だけでも行う価値はあると思っています。
最初の年が肝心なのです。

厳寒のカナダでも莫大な労力と大量の資材を使って、絶対に倒さないで頑張っている場合も多くあります。
多くはチップや落葉ですっぽりと株を覆う方法で、ものによっては涙ぐましい努力に笑ってしまうものさえあります。
確かにチップでカバーすることにより、かなりの枝が助かることは昨年も実感できました。
ただ株が大きくなったものには、やはり莫大な労力と大量の資材を必要とします。
そこで今、新素材の利用も考えています。
NASAの技術を用いたハイテク素材による防寒シート、なんていうのが理想でしょうがとても高価で手が出ません。一般流通素材で何とか適当なものがないかと調査中です。
結露を防ぎ、通風を確保するのが課題です。
古着のダウンジャケットや丹前を着せた方がいいんじゃないの、とは言われないようにはしたいものですがー

それにしても雪の保温に勝るものはないなー
世界の寒冷地の中でも、これほどの豪雪地でバラ栽培をしている例はありません。
まさに雪の恵みですね。

尚、11月1日(土曜)に月形のコテージガーデンで今季最後の冬越しの講習をします。
7回シリーズの最終回になりますが、単発での参加も可能と思います。
この辺の話の総括をと考えていますので、参加ご希望の方はコテージガーデンにご連絡ください。
by geesgreen | 2008-10-26 05:03
いつも生き生き?
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我が家に置いてある観葉植物です。
マメ科のピテケロビウム コンフェルツム(Pithecellobium confertum)、俗にネムノキ エバーフレッシュ、単にエバーフレッシュとも呼ばれ流通してます。
数年前から流通し始めた比較的新しい観葉植物です。
あまり思い入れもないのですが、とても丈夫で、数年前から室内に置きっぱなしの一株はぐんぐん枝を伸ばしています。
数日前Gee'sに置いてあった大株を場所の関係で我が家に移動してきました。新旧二株並んでます。
で、昨日の朝の一騒動。
Gee'sにあった株が葉がぱらぱら落ち始め、家内がフリフリしたところ、床や机やあれやこれやの上に落ちる、落ちる。
家内はパニック気味。
明らかに水切れです。今ある室内ものの水やりは家内がやってます。私の責任ではない!
でも、私が片付けましたけど・・・

前から置いてあるものと同じように水をやっていたとのこと。古株はじーっと耐えてます。
新たに来た株はGee'sで適切な管理をされていたので、とても家内の気まぐれな水かけには耐えられなかったのでしょう。
また、ネムノキと同様夜間には葉を閉じますが、前からある株は宵っ張りですが、Gee'sにあった株は早々と葉を閉じ寝てしまいます。曇りの日は昼間でも寝ています。
灌水の要求度や光反応は、屋外で管理していたGee'sにあった株が本来の反応でしょうが、古株は徐々に我が家の環境に慣れていったのでしょう(耐えていると言った方がよいかも)。
この環境への順応性が、室内で利用される観葉植物としては不可欠な要素と言えます。
この点では極めて優れている種類です。

ただ、エバーフレッシュという取って付けたような名前がどうも気に食わない。
その強健性からは分かりやすいネーミングだとは思いますが、ひねりがない、大げさですがその植物の背景がイメージできない。
もっともピテケロビウムなんて舌噛むような名前でデビューさせられなかった事情も理解できますが、この名前でいってほしかった、きっと今頃は普通に使われていたかもしれません。
f0160407_5324656.jpg左の写真は、葉を落とした株に付いている数珠のような莢(さや)です。
調べてみるとアカサヤネムノキの和名があるそう。そのままの和名です。
この名前でもよかったのでしょうが、やはり売り出すには地味だったのでしょうね。


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上の写真はネムノキの新しい観葉植物、ネムノキ ‘サマー チョコレート’(Albizia julibrissin ‘Summer Chocolate’)です。Gee'sで販売してます。
こちらは正真正銘、ネムノキ(Albizia julibrissin)の園芸品種です。
園芸品種名ですから‘サマー チョコレート’はありで、良いネーミングと思います。
まだまだ流通量は少ないですが、ブロンズ色の葉もの好きにはたまらない品種と思います。耐寒性も期待できます。
by geesgreen | 2008-10-24 05:34
培養土
昨日のブログで原稿やら何やらやっかいだ云々余計なことを書きましたが、そのなかの培養土の件です。
今年Gee'sでオリジナル培養土を20ℓ1,800円で販売しました。
主にバラのポット植えに適するようにと、肥料分は極力抑え、ある程度長期間の使用に耐えるようにしてあります。販売用のバラのポット植えにも使っています。
来年用として、品質も落とさず、何とかもっと安価で提供できないかと、用土生産者選定、配合などの作戦を練っている訳です。
20ℓ1,800円というとんでもない高い培養土です、ホームセンターでは一桁違うものさえありますから。
そこで、とりあえず各社で出しているものの現状調査をし、その結果いけるのがあればそれを販売すればよいし、少しアレンジしてもよいと考えました。

f0160407_4443113.jpg
スパイのように園芸店やホームセンターのバラ用培養土8種類を入手。
それぞれをじーっと見て、土壌改良材の種類、配合の割合などを予測、強く押したり水をかけたりして排水性、土のかたまり具合などを観察、あくまで物理的な比較です。
結果は長くなるので省きますが、使いたいのは1社だけ、それももう少し手を加えたいとの結論でした。
初期生育だけなら、仮植え程度だけならのものがほとんどかなー。
「保水性、排水性よく」とよくこの矛盾が書かれたり語られたりしますが、バラも同様で、粘りのある地力のある土が基本にあり、土改材で排水性を高めればよいのです。
この基本土となる土が良くない。
使いたい1社のものは関東の業者で、赤くて粘りある土をベースにしてます。
やはりなーとの思いです。
道内にはこの手の土が少ない。

先日ある用土生産者に来年用の配合の見積もりを依頼しましたが、混ぜものは全部で11種類にもなってしまい、えらく高くなるようです。
混ぜる土壌改良材などの種類が増えるほどコストが上がります。
草花と違って、ある程度長く使うことになるバラのポット用土は、多様性があった方が有利であると考えています(理由はまた長くなるので省略)。
本当はもう2種類混ぜようかと悩んでいるほどです。
自分で使いたいものを、との思いだけです。

そんなことで今年以上に価格は高くなるかもしれません。
正直、あんまり売れないだろなーと思います。
でも、妥協はしません、自分で使うものなのだから。
by geesgreen | 2008-10-23 04:45
一ヶ月
このブログ、先月の19日から始めたので一ヶ月が経過したことになります。
一ヶ月程度で振り返るのもなんですが、書きたいことだけを、とのスタンスでやってるわりにはコンスタントに続いてます。
そして驚くのは、何年も会っていなかった人や、講習会に参加していただいた方などからメールをいただいたことです。
以前書いたメールのアドレスを見て連絡をしてくれるのでしょうが、どれも励ましの内容で、非常にありがたく読ませていただいています。
時間的な問題で返信が出せないのが悔しいですが、この場を借りて感謝をお伝えします「ありがとうございます。すごく嬉しいです!」

書きたいこと、言いたいこと山とあります。
以前公園に勤務していた時は、同僚などに煩がられながらも毎日のように気がついたことを話していましたが、今の立場ではこのブログはそんなはけ口(不適切ですね)になっているような気がします。

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上の写真は、昨日久しぶりに行ったイコロの森の手前の林道です。
よくある林道ですが、夏は緑のトンネルになり気持ちの良い道です。紅葉も終盤で落葉し始め、もう少し早ければいー感じだったでしょう。
イコロの用事はさっと済ませ、その後何故か夕張へ。シューパロ湖の横の山道をうねうねと走り桂沢湖へ。三笠市立博物館でアンモナイトをペシペシと叩いて、三笠インターからもどりました。全く思いつきの動きです。
原稿(あれもこれも)とバラ苗輸入の段取り(ちょっともたついてます)、培養土の段取り(これがまたやっかいなんだなー)などなどなどで行き詰っていたので、逃避行かな。
by geesgreen | 2008-10-22 05:36
20年目の景観
昨日は百合が原公園での講習会に行ってきました。
久しぶりの百合が原、それも時間的に余裕があったので1時間以上かけて公園内のあちこちをじっくり見て回りました。
世界の庭園の無料開放や苗木配布もやっていたので、天気も良くたくさんの人が残り少ないさわやかな秋晴れを楽しんでいました。

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一昨日朝日町のヒースガーデンを書いたからという訳でもないのですが、上の写真は百合が原のヒースガーデンです。
花博後の昭和62年に平坦地だったところに盛土してロックガーデンを造成、その北東斜面を利用してヒースガーデンをつくりました。
当時は他にヒースガーデンはなく、イギリスの植物園などの写真を見てイメージを膨らませました。
たっぷりのピートモスや火山れきを入れ、傾斜地を危なっかしく耕耘機で何回も行き来したのを思い出します。
当初は手前側に、今はなき小金湯の農業センターから20種類ほどのヒース類を掘ってきて植え、その後挿し木で増やしたり、新たな品種を加えたりして徐々に拡張して現在の形になりました。
品種ごとに異なる刈り込みを毎年欠かさず行っているため、株の暴れもなく、しっかりと地面をカバーしています。
当時は小さかった背景の針葉樹も大きく育ち、改めて年月の経過を感じます。

まだまだ若い公園と思っていましたが、こういう景観を見ると20年という歳月もそれなりのものだと感じます。20年という年数は長いのか、短いのかはわかりませんが、いずれにしても20年の歳月が作り出したものだと。
あちこちで毎年大小様々ないろんな場面がつくられます。それらが年数を重ねて価値が高まる、植物を使うということはその醍醐味と思っています。
植物自身でその場所に合った生育をして、それぞれが景観を高める。我々はそれをイメージしてタネを蒔き、苗木を植える。毎年それを見守り、必要な手助けをする・・・

秋の季節はそんなことを思わせてくれます。
by geesgreen | 2008-10-20 05:43
街なかの紅葉
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また紅葉ネタです。
昨日合間に北大構内北13条通りのイチョウ並木と北大植物園の紅葉の様子を見てきました。
いつも新聞ネタになる写真のイチョウ並木は6割程度の色づきでしょうか。まだまだですが、最盛期になると写真やギンナン取りの人で賑やかになるので少し早めに見てしまった方が賢明かも。
ちなみに昨年は11月4日頃が見頃だったとのこと、昨年より今年の方が気温が高めなのでもっとずれ込むかもしれませんね。
それにしても街なかは暖かい。
植物園もまだまだこれから。ブナや名物のクロフネツツジの大株もまだ緑々してました。

f0160407_453275.jpg左の写真は北大構内の総合博物館の壁面を覆うナツヅタ。早々と色づくナツヅタはいー感じでした。
総合博物館では10月25日~12月25日まで、「カレル チャペック その生涯と時代」没後70周年展が開催されます。
非常に多才、数奇な人生を送った人なので展示内容も盛り沢山と思いますが、カレル チャペックといえば園芸マニアとしても知られ、唯一の園芸ものの著書「園芸家12カ月」は本当に楽しくお勧めです。
園芸家をユーモアたっぷりに風刺的に描いています。イラストも楽しい。
確か、花そのものより、土や、虫などいろんなことにマニアック的になってしまって、冬になってから自分が1年間庭をゆっくり鑑賞することがなかったことに気づく、などのくだりがあり、妙に言い得ていることが多く、うん、うんと頷きながらクスッとなりながら読んだ記憶があります。
イチョウ並木見がてらのぞいてみてはいかがでしょう。どちらもタダですしね。

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上の写真は、植物園で咲いていたエルゼ ポールセン(Else Poulsen)。1924年、デンマークのポールセン作出のフロリバンダ。
ポリアンサの銘花オルレアン ローズ(Orléans Rose)とHTのレッド スター(Red Star)との交配種で、最も初期のフロリバンダとされる歴史的な品種です。
人気のパーマネント ウェーブ(Permanent Wave)はこのエルゼ ポールセンの枝変わりですが、よりウェーブが強いパーマネント ウェーブはどうも化粧が濃すぎる感じがして(例えが不適切かな)、エルゼ ポールセンのほうが凛として魅了あると思います。
ちなみにオルレアン ローズはもっと野趣があり田舎の女の子的で好きですが、Gee'sで販売していたものは完売になってます。買った方はきっと長く付き合えるでしょう。

バラは別として(ごめんなさい)、植物園や北大構内の大木など、やはり年期の入った植物を見るのは楽しい。素直に感動します。
とくにこれからの緑を担う若い人は絶対見るべきです。できれば一年に何回も。
年数を経た植物や景観からこそ何かしらのヒントが得られます。新しい庭なんかは横目で見てれば良い。おーっと、また言い過ぎてしまいました。ごめんなさい。
by geesgreen | 2008-10-19 04:50
最北のヒースガーデン
昨日旭川に所用あり、引っかけで前から行きたかった朝日町(現:士別市朝日町合併特例区)に行ってきました(引っかけの方がメインですが)。
やはり道北は紅葉はほぼ終わり、旭川から北になると7割がた落葉し、シラカバの白い樹皮が目立つ状態でした。

どうして朝日町かというと、講習会でバラの選択や冬越しがテーマの時にHardiness Zone(耐寒度)の話しをしますが、日本では唯一Zone3の場所として朝日町の名前を出します。
そしてZone4は音威子府、名寄、朱鞠内、白滝、占冠などであると。
これらの場所のHardiness Zoneについてはこの冬にでも改めて確認してみようと思っていますが、いずれにしても現地を見てみたかったのです。

町内を通り有名な岩尾内湖を訪れました。
最北の長流「天塩川」をせきとめたダム湖で、ヤマメ、イワナ、マスなどの釣りや、カヌー、ボートなどを楽しむことができるそう。
ダムを渡って展望台から全景を臨み、下の方に遊歩道が見えたので車で移動。
するとそこに広がるのはヒースガーデン。どうしてここに?

f0160407_5504582.jpg
それもかなりの規模で、ほぼ抜けた株もなく、樹形の乱れもなく生育も比較的良い状態。
株の状態から見て結構な年数を経過していると思われます。しっかり植床をカバーしています。雑草も絡んでいなくよく管理されています。どうしてここに?どうしてヒースが??どうして???状態になりました。
Zone3の地です。的確に品種選定がなされ、しっかり植床作りがされたのでしょうが、どうしてここに?の謎を明かす設置のコンセプトも含めて、その辺の事情は是非探ってみたいと思いました。苗の出所は早来のKさん?〜農林のIさんかな?

その後士別市内にもどり、反対方向の朱鞠内湖に。引っかけの引っかけです。
世の中にはダムフェチがいるそうですが、分かるような気がします。
どこも山に囲まれた湖が見られるわけですから、景勝地であり非日常的な景観です。
ここ数日デスクワークに縛られていたのでとてもよい気分転換になりましたが、また600k以上も走ってしまった・・・
by geesgreen | 2008-10-18 05:51