イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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バラの切花
先日バラ切花生産の取材で当麻町に行ってきました。
当麻町のバラ切花生産は昨年年間94万本の出荷とのことで、道内では最大規模、まさにバラ切花生産のメッカです。
おじゃましたのはその中心的なメンバーで、当麻町花き生産組合の組合長でもある小倉正夫さんのお宅です。
温厚な方なのですが、非常に研究熱心で経営にかける熱い思いが伝わってきました。
当麻町のバラ生産は小倉さんと黄木実さんという両人が大御所的な存在で、牽引役です。
黄木さんは昔矮性のシャクナゲの生産をしていたはずで、だいぶ前にお会いしたことがあり、シャクナゲ生産について熱く語っていただいた記憶があります。
相変わらず熱くやっているんだろうなと思いますが、やはり主産地の現場の人は熱い。

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バラの切花はハウス栽培ですから、ガーデン用とは栽培方法も品種も全く別ものです。
上の写真は小倉さんが作っているイプノーズ(Hypnose)という品種で、自分的には非常に好きな色みです。イプノーズとは幻惑、陶酔、催眠という意味みたいで、そんな色合いですよね。
京成が扱っていますがオランダの世界的なバラ育種販売会社オライ ローゼン社育成のものです。
バラの切花は現在でも赤、ピンク、黄色が定番で、このイプノーズのような品種は例外で、小倉さんも「こんな色が売れるのかいな」って感じでした。
ガーデン用のバラはお決まりのメイヤン、コルデス、タンタウが御三家でしょうが、切花の世界はオライ ローゼンの他、セレクト ローズ、インター プランツ、デルイター、スクルールス、ヒルベルダなどのオランダの育種会社が主流になっています。
切花品種は施設栽培を前提に育種されていますから、ガーデンで育てるのは無理があります。
ですから切花用品種とガーデン用品種はきっちりと分けられています。
ですが、最近セレクト ローズやインター プランツなどのオランダの品種も多少ガーデン用として流れてきています。
ちょっとまずいなと思っています。

小倉さんにお尋ねしましたが、切花用品種は香りは選択肢には入らない、香りが強い品種は生産性が悪いとのことでした。
切花品種は、剣弁高芯でステムが長く生産性が高いことが絶対条件ですから、香りまでは欲張れないのでしょう。
ハウス栽培だから香りが弱いのではなく、品種の特性なのですね。

切花用とガーデン用はやはり別ものです。
どちらがどうのという訳ではなく、きちっと分けられるべきと思います。
庭や家のテーブルの上では太陽の下で育った香り高いバラを愛で、結婚式の席では凛とした一点の乱れもない切花が飾られる、そんな感じでしょうか。
圧倒的に切花用に占められたユリのようになったら大変ですから。
by geesgreen | 2008-12-05 06:04
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