イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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豪雪地の冬囲い
昨日はコテージガーデンのバラ講習7回シリーズの最終回。
参加していただいた方々、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
最後は梅木さんを助手に使ってしまいましたが、皆さん非常に熱心で楽しかったです。
またお会いしましょう。

最終回は冬囲いの話しをしましたが、梅木さんによると月形は10月末には冬囲いをしてしまうのが一般的だとのこと。
さすが豪雪地帯、札幌とは異なります。
建築関係で参考とされる垂直積雪量では、札幌は140cm、月形は160cmとされていますが、都市熱の関係などもあり実際には札幌は100cm、月形は150cm、札幌の1.5倍程度の感じがします。

豪雪地の冬囲い_f0160407_549146.jpg
上の写真は帰りに小探検した当別市内裏道のお宅の冬囲い。
これがこの辺の基本形。このお宅以外も丸太での囲いが主流でした。
やはりこのくらいしないとヤワでは保たないのでしょう。

豪雪地の冬囲い_f0160407_5495986.jpg
そのなかで上の一件のお宅が目を引きました。
枝を束ねて丸太代わりにしてます。
ナラかタモでしょうか、何年も使われているようで妙に風情があります。
こういう独創的なの好きです。自然素材を使っているのが良い。イギリスのサンザシやハシバミで編み込む垣根を連想してしまいました。
無理でしょうがオンコなんかの枝でやると末代ものになるでしょうね。
ただ、ナイロン紐ではなく縄を使ってほしかった(また余計なことですが)。

豪雪地の冬囲い_f0160407_5512887.jpg
札幌に戻ってGee'sのすぐそばのお宅。
花時はきれいなハナカイドウ(Malus halliana 英名;Flowering Crab Apple)だなーと何気なく見ていましたが、3cmほどの黄色の果実が鈴なりについています。
カイドウ(Malus micromalus 英名;Kaido Crab Apple)でした。別名ナガサキリンゴ、ミカイドウといいます。
中国北部・西部原産とされますが、ホンカイドウ(M. spectabilis)と、エゾノコリンゴ(Malus baccata var. mandshurica)の基本種のシベリアリンゴ(Malus baccata)との雑種起源とされていて、そうなればMalus × micromalusと表記すべきでしょうか。
ややこしいですかね。
種間交雑のクラブアップルの園芸品種でも黄色の実のものがありますが、赤実も良いけど黄実は庭が明るくなるような気がします。
葉もきれいに付いていて、毛虫が付きやすいだろうにしっかり消毒していたんだろなと推測します。
どうして鳥に食べられていないのか、これからかな、早いとこ収穫してしまった方がよいのか、実は美味しいのかな、果実酒にしたらどんな色、味になるのかな、盆栽にいいなー、などと色々思ってしまいました。
by geesgreen | 2008-11-02 05:52
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