トルコギキョウとバラ |
今我が家のシンクの所に置いてある切花、トルコギキョウとバラです。
先日切ってきたバラに、いつのまにか家内が買ってきたトルコギキョウが一緒に入っています。
家内はちょくちょく切花を買ってきては飾ってます。こそこそとした動きです。何やら私が気に入らないだろうからとのことですが、一度もそんなこと言っていない!
見てる目でわかるそうですが、そんなことないのになー
閑話休題 、
バラは故鈴木省三氏が1988年に作出したフロリバンダ‘桜霞’です。
何とも言えないピンクから白のグラデーションが魅力で、日本人の感性が感じられる素晴らしい品種と思います。
それにしても、‘桜霞’の花色、花の大きさものせいもありますが、どれがトルコギキョウでどれがバラなのかわからなくなるほど似た者同士ですね(2輪のトルコギキョウが入ってます)。
でも、香りが弱い‘桜霞’でもほんのりと香りがするのに、トルコギキョウは全く香りがない。香りがないのでお見舞いなどにも利用できるとは思いますが。
切花では非常に人気のあるトルコギキョウは、道内でも各地で切花生産が盛んです。サカタやタキイなどの大手種苗会社は育種に力を入れており、日本が品種改良の中心になっているようです。前に東神楽のサカタの圃場を見学に行った時、トルコギキョウ専用のハウスや換気設備が考案されていて驚いた記憶があります。
トルコギキョウはリンドウ科エウストマ属(Eustoma)の植物で、トルコとは何の関係もなく北米を中心に分布する一年草で、開花期の夏が高温多湿の日本では屋外で育てることは非常に難しい。ちなみにトルコギキョウの名は、蕾の巻きがあのターバンに似ていることから。
以前無謀にも花壇植えにしたことありますが、ナメクジで葉はメタメタ、病気で蕾も咲かず散々でした。確か植えて10日くらいで抜いてしまったはずです。
バラに限りなく近い花形に改良されていることもあり、‘桜霞’にも通じる日本人の感性には好まれることから、世界でも日本での人気は突出しています。
でも、管理された施設栽培でしか鑑賞に耐える花をつけることができない、太陽の下で元気に育たない、香りもないしー、棘あってもいいじゃん・・・
おっと、そんな思いが顔に出るのでしょうか?
by geesgreen
| 2008-10-11 04:33
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