やっと見つけた北極星 |
春から販売の、バラのラベル入力がとりあえず一段落しました。
ですがそれと平行して、往生際悪くですが、さらにどうしても入れたいものをあちこち探してました。
そんな中で昨日やっと決まったものがあります。
‘ポーラー アイス (Polar Ice)’というハイブリッド ルゴサです。
別名‘ポラリス (Polareis)’、どちらも北極星という意味の名前のバラです。
ラトビアのRieksta、1963年作出とされていますが、オリジナルはLeningrad Botanical GardenやBotanical Garden of Academy of Sciences of Latvianなどで栽培されていた、別名にもなっている‘Ritausma’との絡みなどの話もあり、ちょっとミステリアスな品種です。
上の写真はバラ本に載せたものですが、秋花なのでピンクが強く入っています。
一番花や夏花はもっと淡くピンクがかすかに入ります。
側枝が短く伸びてすぐ蕾を付けるので、モダンローズ並みの連続開花性があります。
葉はほぼハマナシですが、小型で色も薄い緑で花色と非常に合います。
株はコンパクト、暴れません。
もちろん耐寒性は強くZ3もしくはZ2、病害とも無縁です。
自己主張強いものは山とありますが、控えめな上品さは、他の品種にはないものです。
パテントの問題から、ヨーロッパではほとんど流通していなく、ドイツで少しとアメリカとカナダの一部の業者のみ扱っています。
それもカタログに載せてるだけで、実際には在庫がない場合が多い (プン、プン)。
どうしてメジャーにならないか不思議です。
暑い所での栽培は、おそらくダニの発生やら何やらの問題は出てくるでしょうから、そんな理由もあるのかもしれません。
「植えるんだったらこの品種だけでよい」というものはいくつかありますが、この品種もまさにそうです。
百合が原公園に一株植えています。
今の場所はちょっと日当りキツいかな。
昼からの光が少し陰るような所の方がもう少し花色や葉色が生きると思います。
その程度の耐陰性は十分にあります。
その数株横にもっと全体にピンクが入る兄弟品種の‘ポーラー サン(Polar Sun)’もありますが、どちらも何故か挿し木の歩留りが悪い。
この冬に貯蔵している休眠挿しをしますが、それには期待してます。
それにしてもこのデリケートな花色が、どうしてラトビア、ロシアなんだと不思議です。
ライラックもロシアの品種で、言うたびに舌を噛む‘クラサヴィトゥサ モスクヴィ (Syringa vulgaris cv. Krasavitsa Moskvy)’という品種があります。
あれだけあるフレンチライラック中でも自分がいちばん好きな品種のひとつです。
これもほのかに入るピンクが絶妙な品種で、何か共通するものを感じます。
話が長くなるので割愛しますが、旧ロシアの美意識っていうのは、ヨーロッパのそれとは別なような気がします。
押し付けがましくない、非常に高度な感性があるのではないかという気がしています。
ラトビア、ロシア、是非行ってみたいです。
ところでこの‘ポーラー アイス’、昨日やっとカナダにあった在庫7株を押えました。
そしてこの7株は販売しません。
数カ所に分散して植えて親株として残します。
それから殖して、その後に販売する予定です。
3年後かなー
すみません、そんな話でした。
ですがそれと平行して、往生際悪くですが、さらにどうしても入れたいものをあちこち探してました。
そんな中で昨日やっと決まったものがあります。
‘ポーラー アイス (Polar Ice)’というハイブリッド ルゴサです。
別名‘ポラリス (Polareis)’、どちらも北極星という意味の名前のバラです。
ラトビアのRieksta、1963年作出とされていますが、オリジナルはLeningrad Botanical GardenやBotanical Garden of Academy of Sciences of Latvianなどで栽培されていた、別名にもなっている‘Ritausma’との絡みなどの話もあり、ちょっとミステリアスな品種です。
上の写真はバラ本に載せたものですが、秋花なのでピンクが強く入っています。
一番花や夏花はもっと淡くピンクがかすかに入ります。
側枝が短く伸びてすぐ蕾を付けるので、モダンローズ並みの連続開花性があります。
葉はほぼハマナシですが、小型で色も薄い緑で花色と非常に合います。
株はコンパクト、暴れません。
もちろん耐寒性は強くZ3もしくはZ2、病害とも無縁です。
自己主張強いものは山とありますが、控えめな上品さは、他の品種にはないものです。
パテントの問題から、ヨーロッパではほとんど流通していなく、ドイツで少しとアメリカとカナダの一部の業者のみ扱っています。
それもカタログに載せてるだけで、実際には在庫がない場合が多い (プン、プン)。
どうしてメジャーにならないか不思議です。
暑い所での栽培は、おそらくダニの発生やら何やらの問題は出てくるでしょうから、そんな理由もあるのかもしれません。
「植えるんだったらこの品種だけでよい」というものはいくつかありますが、この品種もまさにそうです。
百合が原公園に一株植えています。
今の場所はちょっと日当りキツいかな。
昼からの光が少し陰るような所の方がもう少し花色や葉色が生きると思います。
その程度の耐陰性は十分にあります。
その数株横にもっと全体にピンクが入る兄弟品種の‘ポーラー サン(Polar Sun)’もありますが、どちらも何故か挿し木の歩留りが悪い。
この冬に貯蔵している休眠挿しをしますが、それには期待してます。
それにしてもこのデリケートな花色が、どうしてラトビア、ロシアなんだと不思議です。
ライラックもロシアの品種で、言うたびに舌を噛む‘クラサヴィトゥサ モスクヴィ (Syringa vulgaris cv. Krasavitsa Moskvy)’という品種があります。
あれだけあるフレンチライラック中でも自分がいちばん好きな品種のひとつです。
これもほのかに入るピンクが絶妙な品種で、何か共通するものを感じます。
話が長くなるので割愛しますが、旧ロシアの美意識っていうのは、ヨーロッパのそれとは別なような気がします。
押し付けがましくない、非常に高度な感性があるのではないかという気がしています。
ラトビア、ロシア、是非行ってみたいです。
ところでこの‘ポーラー アイス’、昨日やっとカナダにあった在庫7株を押えました。
そしてこの7株は販売しません。
数カ所に分散して植えて親株として残します。
それから殖して、その後に販売する予定です。
3年後かなー
すみません、そんな話でした。
by geesgreen
| 2010-01-15 06:12
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