イコロの森


工藤敏博の植物日記ジャンピングローズ
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謎のヘメロカリス
いやー気温が低く雨ジトジト続きますね。
典型的な蝦夷梅雨、何年振りでしょうね。
数日前出された長期予報でも8月は低温気味とか。
冷害まではいかなくても農産物などの影響が心配です。

f0160407_429153.jpg
近くの街路樹マスのヘメロカリス。
この通りは以前は通勤で毎日通っていました。
数年前までは数マスがこの同じヘメロだったんですが、現在はこの一マスだけです。
このヘメロは実に花期が長く、6月中旬から咲き始め、年によってはお盆頃まで開花が続きます。
今までいろんなヘメロを見てきましたが、これだけ早咲きで遅くまで咲き続ける品種はありません。
f0160407_4303315.jpg
花色は品のあるレモンイエローで、花茎も長い、何よりの特徴は花弁の細さ。
近年作られたスパイダー咲きという系統はもっと花弁は細いのですが(そこまでいくとちょっと奇異な感じもしますが)、その一歩前の系統かなと思います。
幅広の園芸品種を見慣れているせいか、その清楚な花形に魅力を感じます。
八紘学園でもこの細弁のヘメロを見たような気がしますが、何せこの50年余りで4万品種を超える品種が作られたというヘメロ、さらに、古い品種が名前を変えて再登録されているということもあるようなので、品種の同定は容易ではないでしょう。
この辺りは昔は種苗会社や生産者が数件あった所。
聞く所によれば八紘学園と数社が共同で昭和45年頃にアメリカからヘメロの品種をかなり輸入していたようなので、おそらくその流れのものなのではないかと推測します。
「新しい品種>古い品種」というものではない、古い品種でこその魅力もあります。
この品種も、是非守っている方を探して株分けをお願いしようと思います。

ヘメロカリス(Hemerocallis)の属名は、ギリシア語のhemere(一日)とkallos(美)に由来し、一つの花が一日で閉じてしまうことから「ディ・リリー」(day lily)と呼ばれていますね。
でも次々と蕾が咲くので結構長期間楽しめます。
ヘメロカリスといえば「The American Hemerocallis Society」(略称:AHS、アメリカヘメロカリス協会)が有名なように、アメリカです。
アメリカではヘメロは「パーフェクトプランツ」とも呼ばれています。
耐寒性が強く、乾いた空気など生育環境が適することもありますが、原色が豊富な花色、カッと開く花形、これっぽっちも暗さがない天真爛漫さなど、アメリカ人に好まれる理由は理解できます。
アメリカでは宿根草といえば、いろんな意味でジャーマンとヘメロカリスが双璧と思います。

日本では断然北海道が似合います。
空気にも景観にも。
でも、今年の夏にはちょっと似合わないかな。
by geesgreen | 2009-07-26 04:37
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